石垣島「まぁじゅんのジャージー牧場」

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初回投稿日:2021.06.22
 最終更新日:2023.12.11

石垣島「まぁじゅんのジャージー牧場」

石垣島(いしがきじま)の西部にある崎枝(さきえだ)半島は距離にして一周約15キロ、中央には屋良部(やらぶ)岳がそびえ、石垣島の絶景スポット御神崎(うがんざき)があることからもドライブコースとして人気のエリアです。

石垣島の西部にある崎枝半島

まぁじゅんのジャージー牧場の看板

そんな崎枝半島に、牛たちの幸せを最優先に考える豊かで小さな牧場、「農業生産法人まぁじゅんのジャージー牧場」があります。牧場は、こ高い丘の上に広がり、海や山が見渡せ、心地の良い風が吹き抜けます。

代表取締役の田中英信(たなかひでのぶ)さん率いる牧場スタッフが、目の行きとどく20頭ほどのジャージー牛を大切に飼養しています。

農業生産法人まぁじゅんのジャージー牧場

ジャージー牛

ジャージー牛は、本来涼しい環境を好むことから、暑さ対策には気をつかい、牛舎の天井には扇風機やシャワーが設置されています。牛たちは搾乳時以外、繋がれることなく2ヘクタールある放牧地と牛舎を自由に行き来できるようになっています。

田中さんは、海外から輸入される飼料などには極力頼らずに土作りからこだわったミネラル豊富な石垣島の牧草を牛たちに食べさせています。 

ミネラル豊富な石垣島の牧草を与える田中さん
(田中さん写真提供)

小屋の中のジャージー牛

「牛たちにストレスがかからないように、幸せに過ごせる環境作りを心がけています。それは理にかなっていて、牛たちが幸せだと幸せホルモンであるオキシトシンが分泌され、乳に甘みが増すんです。その乳で作るヨーグルトやチーズは格別に美味しくなります」と笑顔で話す田中さん。

福岡県出身の田中さんは、約20年前に石垣島に移住しました。北海道の農場で仕事をしていましたが、29歳の時に本場で学びたいという想いから渡欧、スイスやフランスで2年間にわたり酪農を学びました。3ヶ月ごとに違う牧場へと出向き、行く先々で酪農のノウハウを教わり学んでいったそうです。

帰国後は沖縄の自然や文化に惹かれて石垣島へと移住しました。2005年にお世話になっていた島人から3頭のジャージー牛を譲り受け、「まぁじゅんのジャージー牧場」をスタートさせます。

田中さんは、スイスで学んだ発酵技術を元に、ヨーグルトやチーズなどの加工商品を自社で製造しています。現在は、牧場前の直売所のほか島内のホテルや市場、オンラインショップなどでも商品を購入することができます。

幸せに育った牛たちのミルクから作りだされる商品はどれも濃厚で深みの奥に甘みを感じさせるクリーミーな味わいです。

のむヨーグルト 500ml
のむヨーグルト 500ml 550円(税込)

モッツァレラチーズ詰め作業

モッツァレラチーズ100g
モッツァレラチーズ 100g  560円(税込)

ベイクドチーズケーキ
ベイクドチーズケーキ 直径12cm 約300g  2,400円(税込)

お酒のおつまみセット
お酒のおつまみセット 2,895円(税込) 

【内容】
ストリングチーズ(プレーン、ピパーチ、スモーク)  60g 各1個 
クリームチーズ (にんにく&パセリ、島ねぎ、ラムレーズン) 80g 各1個
(商品写真田中さん提供)

田中さんに今後の目標を伺いました。

「やりたいことは限りなく沢山あります。この牧場とお客さんが直接つながれる場所作りをしていきたいです。どのような環境で牛たちが暮らしているのかを直接見てもらいたいですね。そしてこの素晴らしい景色が広がる牧場の敷地内に自社の商品を使用した料理やデザートなどを提案、提供できるカフェを作りたいです」(田中さん)

牛にとっても人にとっても「幸せ」で「豊か」な暮らしとは? 少年のように笑う田中さんのチャレンジは、まだまだ続きます。

まぁじゅんのジャージー牧場の田中さん

「まぁじゅんのジャージー牧場カフェ」オープンの日が今から待ち遠しいですね。
 

まぁじゅんのジャージー牧場

住所 /
沖縄県石垣市崎枝555−256
TEL /
0980-88-2319
営業時間 /
14:00〜18:00
定休日 /
不定休
Webサイト /
https://maajun.com

水野 暁子

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