免疫力アップで身体も心も健康に。「ハッピーモア市場tropical店【宜野湾】」

宜野湾（ぎのわん）市の住宅街にある「ハッピーモア市場」は、地元の人たちだけでなく観光客からも人気のあるファーマーズマーケット。新型コロナウイルスの影響で“免疫力を高める”ことへの関心が高まったこともあり、売り上げは前年比140%増！ お客様ひとりあたりの売り上げは110%に伸びたそうです。




そんなハッピーモア市場の2号店「ハッピーモア市場tropical（トロピカル）店」が2021年2月に「ぎのわんゆいマルシェ」内にオープンしました。広さは本店の2倍。店長の我那覇みづきさんは「設備の関係で本店では取り扱えなかった冷蔵・冷凍食品や野菜、果物もありました。商品の幅を広げていきたいという思いがあったので、tropical店では新しいことにもチャレンジしていきたいと思っています」と話します。




店内に並ぶのは、農家さん直売の旬の野菜や薬草、果物、加工品、お弁当、焼き菓子、調味料など。登録農家は現在3,000以上だそうで、スーパーマーケットではなかなか見かけることのない珍しい野菜もあり、店内を見てまわるだけでも十分に楽しむことができます。
 

商品の袋には「栽培期間中の農薬及び化学肥料の使用状況」が表示されています。




例えば農薬も化学肥料も不使用の農産物には赤い印が、化学肥料を基準の50%以下使用し農薬不使用のものには黄色の印がマークされています。この印は「お客様が自分のニーズに合ったものを選んでいただけるように」と始めた取り組み。農家さんの申告に基づいて、商品ひとつひとつに印を付けていくのだそうです。






スタッフお手製のポップには、食材の良さやおすすめの調理法などが書かれ、このコメントを参考にお買い物をする方も多いそうです。「私たちスタッフは、農家さんから直接育てている環境やこだわりなどを聞かせていただく機会が多いので『私たちがお客様に伝えなければ！』と思って」と話す我那覇さん。




コンセプトは“小さな農家の応援隊”。お店と生産者、客が“三方よし”の関係でいられることが理想であり、常日頃から心がけているそうです。
 

ハッピーモア市場tropical店の名物は、１日に何度も焼くという「完熟バナナケーキ」。週末には1日で600個も売れるほどで、常連客のリピート率No.1です。




生地には完熟バナナをふんだんに混ぜ込み、酸化しにくい「まいにちの米油」、EM卵、県産のきび糖など厳選素材を使用し、老若男女問わず愛される身体にやさしい仕上がりに。ふんわり、しっとり。バナナの芳醇な香りが広がります。
 

そんなバナナケーキと並んで人気があるのは、新鮮野菜を贅沢に使用したスムージー。




小松菜やヨモギ、サクナ、マンジェリコン、コヘンルーダー、季節の薬草、パイナップル、レモン、バナナ、フルーツ酵素など（内容はその日によって少し変わります）が入った「SP（スペシャル）薬草スムージー」は、クセになる上級者向きの味わい。




薬草の複雑な香りや独特の苦味、酸味が感じられ、ひとくちごとに体内に溜まっていた毒素や老廃物が抜けていく感覚を味わうことができます。






その他にも健康志向のお弁当やパン、焼き菓子などが販売されています。内容は日によって異なるそうですが、火・木曜日は野菜がたっぷりと入ったカレー弁当が並び、それを目当てに訪れる方も多いのだとか。




そして見逃せないのがイベント。




取材に伺ったときは、オーストラリア産オーガニック小麦と沖縄県産無農薬小麦で作った卵不使用の「COBORING（コボリング）」ドーナツ出店日でした。オープンと同時に行列ができ、あっという間に完売してしまうほどの人気ドーナツで、その他にも沖縄食材を使ったナポリピッツァ「Pizzeria da ENZO」や、韓国料理店「UMAGON（ウマゴン）」のキムチ販売などなど、何度も通いたくなる仕掛けが盛りだくさんです。




ハッピーモア市場tropical店では「食や農家さんに繋がるイベントを今後も積極的に行なっていく予定」とのこと。おいしく・楽しく・健康的な生活を送るためのヒントがハッピーモア市場tropical店には詰まっています。