新鮮な車海老を直送! うるま市「エナジック車海老養殖場」【PR】
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post : 2022.02.02 20:00
お歳暮やお年賀などで喜ばれる高級食材、車海老。実は沖縄県は、車海老の養殖生産量が日本一だということをご存じでしょうか?
現在、養殖場があるのは、沖縄本島に7か所、久米島、宮古島など、離島を含めると計15か所。各地で生産された良質な車海老は、県内外の市場や飲食店、鮮魚店へ出荷されているほか、贈答品としても多大な人気を集めています。
仕入れたばかりの稚海老/写真提供:エナジック車海老養殖場
「もともと沖縄の海では天然海老が獲れないので、九州地方の稚海老(海老の赤ちゃん)を仕入れて養殖をやってみようと思いついたのが始まりだそうです。沖縄は一年通して温暖な気候なので、水温が下がることがなく、寒さに弱い車海老が育つには最適な環境。冬の時期に育てるのが難しい本州と比べて、沖縄では通年育つ。それが生産量日本一になった理由のひとつです」
そう教えてくれたのは、沖縄本島中部うるま市にある「エナジック車海老養殖場」でマネージャーを務める城間茂雄さん。車海老養殖の仕事に就いて約24年、この道一筋というキャリアをお持ちの方です。まずは、「この中に、全部で40万尾くらいいるはず」という4つの養殖池を案内してもらいながら、車海老養殖の手順についてお話を聞きました。
「年に2回、卵からかえって1か月くらいの稚海老を仕入れます。近年では、久米島から仕入れることが多くなっていますね。1センチほどのものを一度で20万尾くらい。これを生け簀の中に放して、餌を与え3~4か月育てると、小さいもので12センチ、大きいもので18~20センチに成長します。取り上げ方は、夕方、餌を入れたカゴを生け簀に沈ませておくだけ。早朝には海老がたくさん入っているので、それを水揚げして、作業場の水槽で選別します。選別では、サイズごとに分けるのはもちろん、弱っていないか傷がついていないかを確認するのが重要。車海老は、とにかく生きたままの元気な状態じゃないと価値がないので」
写真提供/エナジック車海老養殖場
養殖池に使用しているのは、うるま市の海からくみ上げた天然海水。このあたりの海水は、雑菌が少なく、珊瑚礁由来でミネラル成分が多いのだそう。沖縄ならではの栄養豊富できれいな海水は、元気な海老が育つ秘訣なんですね。そんな話を聞きながら、ふと見ると、養殖池の水面をじーっと見つめる城間さんの姿が。一体何を観察しているのでしょう?
「プランクトンの湧き具合を見ているんです。水の透明度が高いと、プランクトンが減っているという証拠。プランクトンは光合成をするため、昼に太陽を浴びて、夜に酸素を出します。この酸素こそ、海老が育つ環境に重要なので、よくこうやってチェックしています。あのくるくる回っているのは、活水車。水を動かすことによって酸素を入れたり、沈んでしまったプランクトンを浮き上がらせたりして調整する役割を担っています」
地上からだけでなく、潜水して池の中を調査するのも「エナジック車海老養殖場」のこだわり。プランクトンやごみが池底に溜まっていないか、海老たちはちゃんと餌を食べているか、弱っていないか。水深1メートル50センチの養殖池を毎日泳いで見て回りながら、清潔な環境を保てるよう必要な清掃も行っています。
餌には、たんぱく質の高いイカの成分が含まれた国産品を使用しています。これは、豊富な栄養分で健康においしく成長させるためだけでなく、加熱したときに殻がきれいに赤くなるというメリットがあるからだとか。夏場の水温が上がる時期には、「人間と同じように海老たちが夏バテする(笑)」ため、ビタミンの多い餌に変えて様子を見るなど、城間さんたちスタッフ陣の海老への配慮は尽きることがありません。
写真提供/エナジック車海老養殖場
「長年この仕事を続けていても日々発見、日々試行錯誤なので飽きることがないんですよね。毎年同じことをやっても同じ結果にならない。同じ稚海老の数を入れても、同じ数は獲れない。生き物相手だからこそ、先が読めないおもしろさがあります。だからこそ、生産量がよかったときは、本当に嬉しいですね」
写真提供/エナジック車海老養殖場
「エナジック車海老養殖場」の車海老の魅力は、なんといっても深みある甘みとプリプリした身の弾力。さらに、加熱したときに現れる色味の美しさです。その魅力を沖縄から遠く離れた土地でも存分に味わえるよう、通販では2種類の商品を用意。
ひとつは、早朝に引き揚げたばかりの車海老を冷水に浸し、生きたまま休眠状態にしてすぐ出荷する「還元活車海老」。もうひとつは、真空パック入りの車海老をマイナス35℃のアルコール溶液の中で急速冷凍した「活〆還元車えび」。どちらも、お刺身で食べられるというほど新鮮な味が自慢です。
写真提供/エナジック車海老養殖場
「冷凍のほうは一年中いつでもお楽しみ頂けるんですが、どうしても生のほうは気温の関係で、12月から2月末くらいまでの期間限定販売となってしまいます。活きのよい生の車海老は、本当においしいので、機会があれば一度冬の間に味わっていただけたら嬉しいですね」
写真提供/エナジック車海老養殖場
長いひげと曲がった腰から、長寿の象徴として知られる海老。沖縄から届くおいしい縁起物として、ご家庭の食卓や、贈り物にぜひご活用くださいね。
(データ)
エナジック車海老養殖場
住所/沖縄県うるま市字具志川3071番地
電話/098-923-3661
営業時間/月~金曜 9:00~17:00
ホームページ/https://www.kangen-kurumaebi.com/store/
沖縄CLIPフォトライター 岡部徳枝
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