規格外野菜を活用し、新たに魅力を作り出す「大城野菜生産農園加工所」【PR】
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post : 2022.02.28 20:00
「大城野菜生産農園加工所」代表の大城清美さんは、南風原(はえばる)町で収穫された野菜で店頭に並ぶことができなかった規格外野菜に着目し、新しい魅力的な商品「かぼちゃカップスープ」と「831(やさい)ジャム」を加工しています。
南風原かぼちゃ
南風原町は、沖縄県南部に位置し、その名に「南の風が吹く原っぱのような町」という意味が込められているという自然が豊かな町です。県内でも屈指のかぼちゃの生産量を誇り、ここで育つ「南風原かぼちゃ」は完熟すると糖度が20度を超える甘みがあり、そのほとんどが県外の高級料亭などに出荷される強いブランド力を持っています。
かぼちゃカップスープ
そんな南風原かぼちゃも規格外となれば出荷できません。そこで大城さんは傷がつき、形が悪い南風原かぼちゃを加工してスープを作ることを思いつきました。国産の玉ねぎ、牛乳、バターを加え、南風原かぼちゃ本来の色味と甘みにこだわり、ことこと煮込んだ優しい甘みが特徴です。またご飯やチーズを混ぜてリゾット風(少しカレーパウダーを加えても良し)にしたり、真夏の暑い日には冷製スープなどアレンジが豊富なことも魅力の一つです。
当初は真空パックの冷凍スープを家で容器に移したり温めたり手間がかかりました。そこでお客様からの要望で、より簡単にレンジで500Wで5分加熱して飲める「かぼちゃカップスープ」に改良しました。安心安全で体に優しいスープは離乳食や介護食、夜食としても人気があり、忙しいお母さんたちからとても喜ばれています。
831(やさい)ジャム
続いては831(やさい)ジャムを紹介します。南風原かぼちゃを使用した「KABOCHA」、南風原町の特産品であり、日本一の生産量を誇るヘチマ「はえばる美瓜(びゅうりー)」を使った「HECHIMA」、沖縄県産トマトを使った「TOMATO」の3種類。収穫したての新鮮野菜を使い、野菜本来の色味、風味、味を生かしたジャムは、バター、トーストやクラッカー、ヨーグルトなどと相性が良いのはもちろん、そのままでも食べれるくらいの優しい甘さが魅力です。
特に「HECHIMA」には驚きました。独特の青臭さを砂糖とシークワーサー、パッションフルーツ果汁で見事に消し去り、ヘチマが苦手な人でも美味しいと感じるのでは。また野菜嫌いのお子様たちが、野菜に興味を持つきっかけにもなるのではないでしょうか。
これからの展望
かぼちゃのカップスープと831(やさい)ジャムは、南風原町の地域ブランド認定商品「はえばる良品」として認定を受けており、大城さんのお孫さんも大好きだそうです。美味しそうに食べる姿を見ていると、とても嬉しいと話してくれた大城さん。
製造当初は、器具や厨房設備も一般家庭にあるものばかりだったのですが、いまでは設備も充実し、作業効率も生産量も上がってきているそうです。これからも新たな商品開発を積極的に行い、農家さんが頭を悩ませる規格外の野菜を有効活用した南風原町の魅力を伝える商品が増えることを夢見て、まだまだ広いとは言えない厨房で大城さんの挑戦は続いていきます。
大城野菜生産農園加工所
住所/沖縄県島尻郡南風原町津嘉山456
電話/090−6867−5251
ニッポンセレクト/https://www.nipponselect.com/shop/g/gS69440001/
ふるさとチョイス/https://www.furusato-tax.jp/search?display_company_name_row1=大城野菜生産農園加工所&city_code[]=47350&is_target_companies=1
ファーマーズマーケット南風原くがに市場/http://www.ja-okinawa.or.jp/farmersmarket/detail.php?id=563
はえばる観光案内所/https://www.haebaru-kankou.jp/index.php/recommended/shopping/398-2015-11-19-00-14-01.html
沖縄CLIPフォトライター 村上佑
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