5等級しか使わない 「宮古牛」の美味しさを伝える焼肉店『焼肉 火神』(宮古島市)
- 味わう
- 3
- Clip
post : 2022.10.12 20:00
島の環境が育てた「宮古牛」
宮古島で15か月以上肥育した黒毛和種のことを「宮古牛」といいます。照り付ける太陽と潮風という島ならではの自然環境で育てるからこそ、旨味が強く、とろけるような脂は有名ブランド牛にもひけをとりません。
火の神様「ヒヌカン」
宮古島空港から車で8分、イオンタウン宮古南ショッピングセンターの並びにある「火神」(かがみ)は、宮古牛を中心に、沖縄県内の食材を扱う炭火焼肉店です。店名の火神は地元の人たちが大切にしている火の神様「ヒヌカン」を捩って、代表の平戸新也さんが名付けました。
サービスを支える独自ルート
平戸さんが火神をオープンしたのは2016年12月で、当時は宮古牛の知名度が低く、値段も高いため、需要はあまりない状態でした。それでも「美味しいから出し続ければきっと理解してもらえる。宮古牛の美味しさを広めよう」と考え営業を続けました。
次第に宮古牛の知名度が高まり、取り扱う店舗が増えた今では、供給が追いつかないほどなのだそう。でも、火神では7年前から築いた独自のルートがしっかりしているので、メニューの欠品がありません。「続けてきたからこそお客様に喜んでもらえるメニューを提供することができる」と平戸さんは言います。
5等級しか使わない
火神で最も大切にしていることは「5等級しか使わない」ということ。等級は肉の質のバロメータで、肉質が良く、旨味が強い肉ほど等級が高くなると言います。
お店で一番人気のメニューは「おかませ特選5種盛り(数量限定)」です。各部位を盛り合わせているので、宮古牛を堪能できます。単品で頼むよりもリーズナブルな値段も魅力の1つです。
最も肉質が良い「シャトーブリアン」
平戸さんのおすすめは牛ヒレの中で最も肉質が良い「シャトーブリアン」、宮古牛のシャトーブリアンは脂身が少ない部分に関わらず、口の中で崩れてしまうほど柔らかいのが特徴だそうです。
1頭の牛から500〜600gほどしか取れない希少部位なので、提供できるお店は少ないのだそう。火神では系列店と協力し、1頭買いを行うからこそ提供することができます。
締めは冷麺で
焼肉を食べると、締めに食べたくなるのが「冷麺」です。火神の冷麺は、コシのある食感とさっぱりした味わいが楽しめます。
自宅でも楽しめる火神の味
そして、宮古牛を余すところなく堪能してほしいと考案されたのが、火神オリジナルの「肉みそ」です。宮古みそと宮古牛のミンチ、伊良部島産のなまり節で作られています。大人好みな辛口もあり、生野菜や豆腐にのせて食べるなど料理のアクセントにも使えます。
店内で販売しているので、お土産にもぴったり。ほかにも火神では宮古牛のホルモンやアグー豚、鶏肉なども提供しています。宮古牛が食べたいと思ったらぜひ、火神に。
宮古島 焼肉 火神(かがみ)
住所/沖縄県宮古島市平良松原548−1
営業時間/17:00~23:00
電話/0980-79-5129
定休日/日曜日
HP/http://kagami.okinawa
沖縄CLIPフォトライター 宮国哲司
<関連するおすすめ記事>
・宮古島でしか食べられない絶品イタリアン「ドンコリism」
・プレミアムな「多良間牛」を炭火焼で上品に味わえる『DOUG'S GRILL(ダグズ・グリル)』(宮古島)
・おいしい宮古グルメを満喫!おすすめのグルメスポット 5選
まだまだ知られていないあなただけが知る沖縄の魅力を是非教えてください。沖縄の旅行情報のご投稿はこちらから。
〜もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP〜
Information