廃材を生き返らせる木工職人、b12の島袋勝也さん
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post : 2013.08.08 11:00
素敵なベンチを見つけました。
廃材を利用して作られ、釘の穴や前の形状をそのまま残したフォルム。
色や形が不揃いの木材から出来上がる作品は独創的で、
一つ一つのパーツが、それぞれのストーリーを語りだしそうです。
ベンチの作者は、島袋勝也(しまぶくろ・かつや)さん。
沖縄県・浦添市(うらそえし)で「b12」(びーじゅーに)という木工所を営んでいます。
家や学校などの解体現場に出向いては、廃材を集めてくるそうです。
「廃材は、かつて誰かの生活を立派に支えていたもの。形を変えると、また違う人の支えとなりえる」
そう話す島袋さんは、オーダーがあれば廃材の他、県内の木材を利用した作品も作ります。
木材の無駄が出ないように緻密に計算しながら設計し、
廃材を利用して作品を作ると同時に、自分でも廃材を出さないと言う工夫がなされています。
端材もアイデアと思いで可愛い雑貨に変わります。
小さな切れ端が、こんな可愛いシーサーになりました。
こちらは島袋さんの初作品の木のお皿。隣の、どっしりとした木の鞄は、有名な俳優さんが購入されていったそうです。
素材やその木目も一期一会。どれも個性があって、手に取ると愛着が湧いてきます。
モノで溢れた現代で、人とモノの別れを新しい出会いに変える島袋さん。
沖縄にくるときは、工房をのぞいてみてはいかがですか。
b12
所在地:沖縄県浦添市牧港2-49-13
HP:40-296.com / tumblr : 40-296.tumblr.com
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