日本一早い新茶「長寿村の恵み 大宜味村産の茶」の格別な味と香りをたしなむ
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post : 2014.04.30 18:00
4月、沖縄本島北部では、日本一早い一番茶の収穫が行われます。
お茶が沖縄の名産の一つであることはあまり知られていないかもしれませんが、
沖縄県産の新茶は、濃厚で甘みすら感じさせる深い味わいに定評があります。
高い品質に、全国から大手メーカーのバイヤーが密かに買いに来ているほどです。
中でも、長寿で知られる大宜味村の茶農家・山城勝則さん(59)による
「長寿村の恵み 大宜味村産の茶」の[一番新茶]は、心地よい芳香、
そして喉の奥に浸透するコクと深みが魅力です。
3,000坪の茶畑で、苦味が少ない上級品種「さえみどり」を、
無農薬で栽培している山城さんは、30年程、大宜味村で農業を営んでいます。
「沖縄では一般的に『ゆたかみどり』が流通してますが、
手間がかかり栽培の難しい品種『さえみどり』は、味わいが全く異なります」。
品種選定も去ることながら、一番のこだわりは、無農薬農法です。
「例えば、虫対策として、島ニンニクやトウガラシなどで農薬の代わりとしていたり、
肥料も『EM』発酵させた有機質のものを中心に使用しています。
もちろん県からは、平成26年度の『農薬不使用』認定を受けています」と、
県からのお墨付きも、安心の印。
「幼い頃、大宜味村は多くの茶畑が広がるお茶の名産地で、おじい・おばあに、
いつもおいしいお茶を入れてもらっていましたが、
いつしか茶農家が減りすたれてしまいました…。茶作りは手作業が多く大変ですが、
あの頃の風景を復活させたい気持ちで続けています」と、
温和な表情ながらも、力強い決意と情熱が伝わってきました。
「今年の生葉の収穫量は約2トンで、台風被害のあった昨年の2倍ほど。
例年より出来が良く、お茶を入れた時に綺麗な色が出ますよ」と、
大宜味産のお茶を県内外の多くの方に飲んでもらいたいと目を輝かせていました。
(左から)「長寿村の恵み 大宜味産の茶[こだわり5月摘み茶]」(80g)380円、
「長寿村の恵み 大宜味産の茶[こだわり一番新茶]」(80g)650円、
お徳用パックの「長寿村の恵み 大宜味産の茶」(180g)570円。
暑くなるこれからの季節は、冷やして飲んでもおいしくいただけます。
地産地消にこだわるため、販売は沖縄県内のみ。コープおきなわ各店と、
各道の駅(写真は「道の駅 おおぎみ」。住所/大宜味村根路銘1373
営業時間/9:00~18:00 定休日/年中無休 電話/0980-44-3048)などで購入できます。
但し、人気商品のため、例年6月には売り切れてしまうそう。
気になる方は、お早めにチェックをどうぞ。
山城茶園
電話/0980-44-3967
沖縄CLIPフォトライター 小川 研(Qey Word)
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