「デチビカ」で味わう10種類近くのスパイスで手間を惜しまずに作られた絶品カレー
- 味わう
- 71
- Clip
post : 2014.05.22 12:00
扉を開けたとたん、ふくよかなスパイスの香りに食欲が刺激され、お腹がぐぅ~となりだしそうなカレー屋さん。
「dechibica(でちびか)」は、その7割が常連客という地元に愛されるお店です。
1度その味を知ったらまた食べたくなるカレーは、10種類近くのスパイスを使い、ベースになるカレーの素から手間ひまかけて作られたもの。
熟成させながらおいしさを深めていくものは、3日以上かけて作られます。だから、食材の旨みがぎゅっと凝縮されて香り豊か。
マイルドチキンカレーやアボカドカレーなど、カレーは常時6~7種類。
この中から2種類を選ぶハーフ&ハーフセットにすると、色とりどりの野菜の副菜が添えられます。
「カレーよりこの副菜を楽しみにしてくださるお客さんもいるんです。喜ばれていると知ったら、種類がどんどん増えちゃって」と笑うオーナーの畠山夫妻。
島豆腐の南蛮漬け、ゴーヤチップスなど、沖縄ならではの食材も並ぶ副菜は、選ぶのも楽しいにぎやかな顔ぶれです。
辛くないキッズカレー&ミニジュースのセットは小さなお子さま用に。アジアンメニューも豊富で、海南鶏飯やフォー、島豆腐のビビンバや島豆腐のタコライスも人気です。
動物性の食材を一切使わないベジタリアンメニューも多いdechibica。
スイーツもチーズケーキをのぞいて、すべて卵と乳製品不使用です。
こちらは島豆腐のココアケーキ。まるで濃厚なチョコレートケーキを食べてるかのような味わいは、卵や乳製品が入ってないとは思えない満足感。おすすめの自家製ジンジャーエールは、ぴりりと辛くて大人の味わい。
かくし味に野菜が入っているシナモンマフィンと、定番の手作りクッキーはカウンター横に並びます。
カレーもスイーツも全てお持ち帰りできるのが嬉しい。
「今日は海岸で夕飯を」と、カレーをテイクアウトするお客さんもいるのだとか。
開店当初はわずかだったのに、今や半分近くがベジメニュー。実はお客さまのリクエストにこたえて増えていったのだそう。
「ありがたいことに週に何度も来てくれる方が多くて。
ベジタリアンのお客さんもけっこういて、飽きないようにと考えたら、やっぱりメニューが増えちゃって」
植物性のものだけで満足感のあるリッチなおいしさを。油が少なめでもこっくりとした味わいを。
畠山さんは何でもないように笑うけれど、お客さんのリクエストを聞いたうえで納得のいく味に仕上げるのは、けっして簡単ではないはず。試行錯誤の先にある喜ぶ顔に会いたくて。
オーナー夫妻のこの気持ちこそ、お店が愛されるいちばんの理由なのかもしれません。
開店と同時に厨房から抜け出して、お客さんとの会話を楽しみながら接客する奥さま。それを優しく見守りながら、厨房で腕をふるうご主人。
お肉入りの食べごたえのあるカレーも、野菜たっぷりのカレーも。今日もdechibicaの味が、訪れた人のおなかとこころを満たしています。
dechibica(でちびか)
住所/沖縄県読谷村古堅648‐1(読谷イオンタウンから徒歩2分)
営業時間/11:00~16:00L.O.
土曜のみ11:00~16:00L.O.(ランチ)/17:00~19:00L.O.(ディナー)
電話/098‐957‐0111
定休日/日曜・祝日
Facebook/https://www.facebook.com/dechibica
沖縄CLIPフォトライター 小野暁子
まだまだ知られていないあなただけが知る沖縄の魅力を是非教えてください。沖縄の旅行情報のご投稿はこちらから。
~もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP~
Information