沖縄観光情報:孔雀をモチーフにしたトンボ玉「緑の風」

孔雀をモチーフにしたトンボ玉「緑の風」

post : 2014.05.26 18:00

※この記事でご紹介している店舗は、店舗名を「やどかり工房」から「緑の風」に変更しております(2016/3/15 編集部追記)

 

神様の住んでいたといわれる浜比嘉島(はまひがじま)。

港に停泊している漁船、石塀にさりげなくかけられた網、

そして青く澄んだ空と海が心を穏やかにしてくれます。


 

港の向かい側、かわいらしいヤドカリの看板が「ヤドカリ工房」(※旧店舗名)の目印。

工房のなかには、真っ白いパレットに絵の具をちりばめたように

色彩を放つトンボ玉たちが並んでいます。


 

水辺のほとりにある工房で陳列されたカラフルなガラス玉を手に取ってみると、

ヴェネチアングラスに出会ったときのような、ため息の出る美しさを思いだします。

ヤドカリ工房の作家、當山みどりさんによって生み出される孔雀の羽をモチーフにしたトンボ玉。

色のグラデーションとマーブルの重なりあいを初めて見たとき、

その吸い込まれるような美しさに思わず魅了されました。


 

実際に工房では作業風景を見ることや、

本格的なトンボ玉アクセサリー作りを体験することもできます。


 

ゴォーっと音を立てて燃えるバーナーの熱を調節して、

カラフルなガラス棒を溶かしながら重ねていきます。


 

作っているあいだは、休むことなく棒をまわし続けなければいけません。

職人の技を見ているとあっという間に仕上がっていくのですが、

実際に体験してみると、すぐに左手がプルプルと震えてしまいます。


 

コテのような工具で、ガラスが硬くならないうちに成形。


 

作業が終わると砂の中にガラス玉を入れて2時間ほど冷やして完成。


 

出来上がったトンボ玉を、ネックレスやブレスレット、ピアスなどのアクセサリーに仕上げます。

ブルー、イエロー、ピンクなど孔雀シリーズも少しずつ彩りが増えています。

シンプルな装いに身につけると洗練された印象を与えてくれます。

 

緑の風ではトンボ玉体験だけでなく、フクギを使った草木染め体験もしています。

フクギは沖縄の防風林として活躍するポピュラーな樹木。

その皮を実際にたたいて削いでいく作業をしたり、


 

好きなところで輪ゴムで縛って絞り染めにしてみたり。

草木染めのおもしろさを一緒に体験させてくれます。


 

フクギ染めの仕上がる模様をあれこれと想像しながら

楽しそうにゆんたく(おしゃべり)にいそしむ當山さんご夫婦。

當山さんとのゆんたくはいつも時間を忘れてしまいます。


 

お茶を飲みながら、ゆったりと流れる島時間に身を委ね、トンボ玉や草木染め体験を。

ゆくる(ゆくる:くつろぐ)旅の思い出として心に染みるはず。

 

 

 

緑の風(※旧店舗名「やどかり工房」)

住所/沖縄県うるま市勝連浜103-3

TEL/098-977-7202

営業時間/12:00~18:00

定休日/不定休(イベントなど不在時にはブログにてスケジュールを公開しています。)

URL/http://yadokari.ti-da.net 

 

沖縄CLIPフォトライター monobox(河野哲昌、河野こずえ)

 

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Information

うるま市勝連浜103-3