あの世(グソー)へ帰るための杖

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歴史文化

初回投稿日:2013.08.20
 最終更新日:2024.03.27

あの世(グソー)へ帰るための杖

沖縄はただいまお盆の真っ最中です。

(沖縄のお盆は旧暦の7月13日~15日の3日間行われます。)

この時期スーパーや市場で必ず見かけるものの1つが「サトウキビ」です。


「かじって食べるわけさ〜!」ということではなく、このサトウキビは仏壇にお供えするもの。

ご先祖様があの世(方言で「グソー」)に帰る時に「疲れないように、転ばないように」という想いから用意された杖なのです。これと似たような風習で、沖縄以外の地域ではキュウリやナスに割り箸を刺して馬と牛に見立てた「精霊馬」を供えますよね。


本土のご先祖様はさっそうと馬や牛に乗り、沖縄のご先祖様は徒歩で帰るんですね〜。

 

仏壇にお供えされるサトウキビ

 

沖縄CLIP編集部

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