伝統行事を通してつながる地域の和「石川ハーリー大会」【PR】
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post : 2014.08.11 12:00
航海の安全や豊漁を祈願する沖縄の伝統行事ハーリー。
その「石川ハーリー大会」が、7月20日に
うるま市の石川漁港で開催されました。
ハーリーとは、旧暦の5月4日に沖縄県各地の漁港で行われる
爬竜船(はりゅうせん。龍の頭と尾で装飾された、幅がせまくて長い船)
に乗って競漕する海の祭りのこと。
石川ハーリー大会では、石川自治会対抗クラス、
一般クラス、女子クラス、うるま市中学校対抗クラスに分かれて
ハーリー(爬竜船)を漕ぎ、その速さを競い合います。
最初に行われるのが、大会のメインとなる一般クラス。
今年は75組が参加し、白熱したレース展開を見せてくれました。
舟の後ろには舵取りが乗り、最短ルートで進めるよう漕ぎ手を導きます。
腹の底から大声を出して呼吸をあわせ、
必死に漕いでいる姿に、見ている方も手に汗握ります。
続いて女子クラスは、大会連覇を狙う本格的なチームから、
鮮やかなコスチュームに身を包んだユニークなチームまで。
合計18組が参加しました。
こちらは、うるま市中学校対抗クラス。
沿岸は選手を応援する家族でいっぱい。
「負けるなー!がんばれー」という可愛い声援が聞こえてきます。
現役の海人(ウミンチュー:漁師)も参加する
石川自治会対抗クラスは、
熟練した舵さばきが見ものです。
レースの合間には、地元の幼稚園児による演舞や、
若手ミュージシャンによるライブが行われ、
バーベーキューを楽しむグループの姿も。
毎年、プロ顔負けのキレの良い実況を聞かせてくれる
石川青年連合舞天会(ぶーてんかい)の伊波大志(いはたいし)さん。
石川の各青年会やエイサー団体が中心となって結成された舞天会が、
かつてこの土地で行われていたハーリーの復活を目指し、
「石川ハーリー大会」開催に向け立ち上がったのが2009年。
「うるま市、そして石川のことをもっと好きになってもらいたい」
という舞天会の熱い想いが実り、
今年で5回目を迎えることができました。
控え室では、予選を終えて決勝・準決勝に向け円陣を組む選手たち。
最後のレースに、観客も固唾をのんで見守ります。
一般クラスで見事優勝を果たしたのは、
地元企業の同僚で結成されたチーム・崎浜板金。
賞品はなんと、石川漁港で水揚げされたメバチマグロ!
これから仲間とその家族で勝利を祝うそうです。
石川青年連合舞天会によって蘇った石川ハーリー大会。
伝統行事を通じて、地域の絆を深めようという
彼らの熱意が伝わってくる祭りでした。
感動あり、笑いあり、
とてもアットホームなイベントなので
ぜひ一度ごらんくださいね。
第五回 石川ハーリー大会
主催/石川青年連合舞天会
http://bootenkai.blog.fc2.com/
沖縄CLIP編集部
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