沖縄観光情報:鮮やかな色合いと繊細な文様に魅了される「紅型」【PR】

鮮やかな色合いと繊細な文様に魅了される「紅型」【PR】

post : 2014.08.21 23:00

力強い色彩と美しい文様で知られる紅型(びんがた)は沖縄の代表的な工芸のひとつ。 語源は諸説ありますが、紅型の「紅」とは色の総称をさし、「型」は模様を意味するというのが定説になっており、紅型とは、色で模様を染める染色技法をさします。



紅型(びんがた)

その起源は14~15世紀の琉球王国。当時、日本や中国、東南アジアとの海外交易が盛んだった琉球で、あらゆる東洋文化を取り入れながら生まれ、発展したと言われています。琉球王国では王族をはじめ、士族や貴族の衣装、琉球舞踊の衣装に使われ、その美しさは東洋の花布として中国への貴重な貿易品にもなりました。

紅型の特徴は、なんといっても華やかな色合いと大胆な配色です。南国ならではの明るく強い日差しと青い空と海、深い森の豊かな自然のなかで負けずに映えるその色合いは、顔料で染められたもの。顔料は布の上に重ねるため、配色、二度塗りが必要。そのため、仕上がりが自然と力強い色合いになり、発色がよく色とびもしないので強い日差しの下で映えるのだと言います。そう教えてくれたのは、那覇市で「やふそ紅型工房」をかまえる屋冨祖幸子さんです。


紅型(びんがた)

文様もまた特徴的で、古典柄にはいくつもありますが、これらは東南アジアや中国、日本の影響を強く受けたものだそう。例えば龍や鳳凰は中国から、萩(ハギ)や雪輪(ユキワ)、牡丹など琉球の自然にない柄は友禅などの模様からの影響もあり、大らかな紅型独自の柄となっています。


紅型(びんがた)

その後、ハイビスカスやデイゴの花、アダンの実など南国特有のものも加わり、よりさまざまな文様を四季を問わず楽しめるように。「さまざまな季節のモチーフが一緒になることで時季を選ばずに使えるのも紅型のよさ。そこには沖縄ならではの大らかさな気質が表れているんですよ」と屋冨祖さん。


紅型(びんがた)の型紙

紅型は図案を起こして型紙を作り、布に色を挿すなど、いくつもの工程と繊細な手作業のなかで生まれます。


紅型(びんがた)作業

屋冨祖さんの工房にも、たんたんと、でもひとつひとつに心を込めて作業するスタッフが大勢いました。


紅型(びんがた)の作業

工程のなかで最も大切なのが隈取り(くまどり)です。これは、顔料で色挿しをした上にさらに濃い顔料をのせてぼかすことで、柄を浮き立たせる技法。花びらにもう一色のせたり、葉脈を入れることで立体的にみせていきます。2本の筆を使い、根気よく隈取りをしていく。この作業あっての美しい文様となるのです。


紅型(びんがた)

乾かしては色を挿し、また乾かしては色を挿し。一色ずつていねいに。伝統的な技術のもと、地道な作業を続けてようやく多くの人を魅了する紅型が生まれていきます。


藍型(エーガタ)

屋冨祖さんの工房でひと目で心奪われたこちらは藍の濃淡で染められた藍型(エーガタ)と呼ばれる染めの反物。涼やかな色合いのフウリンブッソウゲが描かれたこの生地で浴衣を作ったらどんなに素敵だろう……。紅型の美しさに魅せられた瞬間でした。


紅型(びんがた)

格調高い伝統工芸でありながら、今日ではTシャツや日傘、財布やバッグなど、身近な暮らしまわりのものにまで浸透している紅型。いまや古典柄に加えて、それぞれの作家のオリジナリティあふれる創作柄まであり、歴史を感じるものから、可愛らしいものまで多種多様です。近年では大量生産のため、機械でプリントされたものも増えていますが、手作業によってうみだされた色合いと文様は、ひときわ美しさが違います。


紅型(びんがた)

県内各地にはいくつもの工房やショップがあり、作業風景を見られるところもあるので、チャンスがあったらのぞいてみて下さい。紅型の世界にぐっと引き込まれるかもしれません。染め体験ができるところも多いので実際に染めてみるのも楽しいですよ。知れば知るほど奥深く、魅了されていく紅型。旅の間に、ぜひ自分好みのものを見つけて下さいね。


【琉球びんがた事業協同組合】
住所/沖縄県那覇市前島1-11-12
電話/098‐862‐5594
HP/http://www.ryukyu-bingata.com/


沖縄CLIP編集部

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Information

那覇市前島1-11-12