沖縄観光情報:「第一牧志公設市場」でスナップ散歩☆カラフルな写真にトライしよう【PR】

「第一牧志公設市場」でスナップ散歩☆ カラフルな写真にトライしよう【PR】

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post : 2014.08.25 12:00

国際通りから市場本通りを数分歩くと、まるで昭和の時代に

タイムスリップしたかのようなノスタルジックな、

それでいてアジアの街角のようなエネルギッシュな一角が姿を現します。


 

言わずと知れた沖縄観光のド定番「第一牧志公設市場」は、

青果・惣菜・精肉・海産物など、県産ものを中心にフレッシュな食材が並ぶ、

沖縄を代表する河岸です。1階で購入した新鮮食材は、

2階の食堂で調理してもらえるため(有料)、

その場で新鮮なうちなーむん(沖縄県産もの)を、おいしくいただけます。


 

…というのはどのガイドブックにも出ていることですが、

実は絶好の撮影スポットであることは、あまり知られていないかもしれません。

四季折々の果物に始まり、見たこともない惣菜、新鮮な紅の精肉、

そしてトロピカルな海産物など、

鮮やかな原色をまとったフォトジェニックな“被写体”たちが、そこかしこに潜んでいるのです。

早速、一眼レフカメラを片手に、沖縄ならではの“カラフルなスナップ散歩”にお出かけしましょう。

 

まずは市場前の路面に店を構える青果店にて、果物たちとご対面。

春はタンカンなどの柑橘類、初夏はアセロラ、夏はパインやマンゴー、

ドラゴンフルーツにモンキーバナナ、夏から冬にかけてのシークヮーサーなど色味が楽しげで、

季節感を表現するには絶好の品揃えです。シーズンごとの爽やかな色合いに、

“驚き桃の木山椒の木”と言ったところです。


 

*スナップMEMO:果物スナップのポイントとしては、

シーン(キヤノンのカメラでは「ピクチャースタイル」、ニコンは「ピクチャーコントロール」、

オリンパスなら「仕上がり」など)を、“風景”に設定してみてください。

色味が強調され、輪郭もくっきりとした、より鮮やかな画(え)を収められます。

 

 

そして建物内部へイン。市場本通り側入口付近には、惣菜店や加工食品店が軒を連ねます。

派手な色合いから地味めな風合い、漬物から練り物まで、

バリエ豊富な惣菜たちは本土には無いメニューもたくさんで早速ワクワク。

さて、ここで抑えておきたいのが、沖縄を代表する調味料「コーレーグース」。

たかが調味料と侮るなかれ、“山椒は小粒でもぴりりと辛い”とばかりに、

唐辛子の赤味が見るからにヒーハー…。

フレーム越しにも目が熱くなりそうな存在感が秀逸です。



 

*スナップMEMO:惣菜は、派手&地味、両方を画面に入れ混めば、自ずと派手系が際立ちます。

いずれをメインにするかで、画の中で締める割合を調整すれば、全体にメリハリが生まれ、

シンプルな仕上がりが期待できます。また、瓶詰めのコーレーグースは、

フラッシュを焚くと光が反射し、せっかくの中身が見えなくなってしまうため、発光禁止が基本です。

 

 

お次は、精肉エリアを練り歩きます。当然、豚肉が多くを占めるわけですが、

沖縄では「豚は、鳴き声以外はすべて食べる」と言われるだけあり、

豚の足(テビチ)やバラ肉(三枚肉)、豚顔の皮(チラガー)、内蔵(ナカミ)など、

その豊富な種類に圧倒されそうです。が、あれもこれもというのも芸がないので、

撮影は主役にしたい“塊”一点にフィーチャー。

いらないもはすべて切り捨てることで、主題を際立たせる、

いわば“肉を切らせて骨を断つ”作戦がオススメです。



 

*スナップMEMO:言うまでもなく、大半が「赤」ですので、それぞれの写真に変化を出すためには、

どういう色合いを表現したいかを意識しましょう。

リアルな色味を追求するなら潔くフラッシュを炊くのも手です。

さらに、あえて少し青みがかったソリッドな色合いを出したければ白熱球モードにしてみたり、

館内の温かいレトロな雰囲気を活かすべく曇や日陰のモードにしてみるなど、

ホワイトバランスを変えるだけで雰囲気を自在に演出できます。

 

 

さていよいよ、本丸とも言える、鮮魚コーナーへ。果実や肉などとは異なり、

魚は「顔」を持つ存在なので、印象的なカットが期待できそうです。

現れたのは極彩色に満ちたワンダーな顔ぶれ。まさにチムドンドン(どきどき)! 

写真好きにはたまらない個性溢れる魚クンたち、赤はアカジンミーバイ(和名:スジアラ)、

青はイラブチャー(和名:ナンヨウブダイ)、黄はピタロー(和名:ヨスジフェダイ)などなど、

本土の魚屋ではお目にかかれそうにないビビッドな三原色が見事に揃い踏み! 

その色味も去ることながら、どれもこれも個性的な顔立ちで全く飽きることはありません。

また、沖縄ならではの食材、海ぶどうも鮮やかな緑で、

ライブラリーのアクセントとして活躍してくれそうです。


 

どーんと各種顔ぶれが一緒くたに並ぶ店があらば、同種同色を整然と揃える店など、

各店見せ方にこだわりがあるのも愉快です。ヨリ↔ヒキはもちろん、

真上から、後ろから、さらには売り子のキレイなねーねー(お姉さん)も

一緒に撮らせてもらうなど、画作りの要素は様々。

写真好きが“水を得た魚”状態になる、珠玉の瞬間です(笑)。




 

 


 

*スナップMEMO:原色以外にも白・黒・茶・銀など、まるで絵の具のように多様な魚類は、

特定の色味が強調されないようオートやスタンダードのシーン設定が無難です。

また、全体に言えますが、館内は自然光は差し込まず決して明るいとは言えないので、

夜間や室内モードにしたり、もしくはISO感度を200~など適度に上げれば

手ブレを抑えつつ明るい画が作れます。また、ホワイトバランスは、

被写体が一番影響を受けている光源(白熱球や蛍光灯)でモードを切り替えてみるなど、

あれこれトライして、好みの色味を探ってみるのも一興です。

 

 

いかがですか。第一牧志公設市場には、多彩な色相を持つ魅力的な被写体が

ゴロゴロしていることがお分かりになりましたでしょうか。

とはいえ、“木に縁りて魚を求む”ではいけません。写真は“色即是空”で、

撮影には決まりも正解もないとさえ言えます。ホワイトバランスなどにこだわりすぎて、

せっかくのシャッターチャンスを逃してしまったら元も子もありません。

誤解を恐れずに言いますと、色味は後から画像ソフトなどで何とでも

修正・補正が可能ですので、やはり何より、ここ!というタイミング&ピン☆ときた構図を、

直感的に捉え、自由に表現するのが一番です。


 

なかなかうまく撮れず、お友達の作品が“隣の花は赤い”と感じることもあるかもしれませんが、

作品の良し悪しは“十人十色”。とにかく数を撮るのが玄人への道。

“桃栗三年柿八年”と経験を重ねていくうちに、本当に撮りたい画が見えてきます。

 

今回ご紹介したスナップMEMOはあくまでも参考程度に。同じ写真好きとして、

“青は藍より出でて藍より青く”と腕を磨いて、また牧志公設市場でお散歩しましょう。

※写真を撮るときはお店の営業に影響がないようご注意くださいね。

 

 

 

那覇市第一牧志公設市場

住所/沖縄県那覇市松尾2-10-1

電話/098-867-3943

営業/8:00~20:00(店舗により異なる)

休/第4日曜(鮮魚店は第2・4・5日曜)

 

那覇市第一牧志公設市場近く公設市場衣料部2階にある「ひやみかちマチグヮー館」では、

沖縄芸能のステージLIVEがあったり、琉装着付け、三線講座など、

沖縄文化を体験できるメニューがありますよ。

すべて無料となっているので、マチグヮーに遊びに行った際に立ち寄ってみるのもオススメですよ!

 

また、ひやみかちマチグヮー館では今回取材で撮影した写真を使った写真展を開催します!

 

沖縄CLIP写真展

日程:9/1(月)~9/30(火)

場所:牧志公設市場衣料部2F『ひやみかちマチグヮー館』

開催時間:11:00~17:00 ※休館日を除く

詳しくはひやみかちマチグヮー館事務局(098-917-2815)まで。

 

ひやみかちマチグヮー館HP:http://hiyamikachi.com/

 

 

沖縄CLIPフォトライター 小川 研(Qey Word)

 

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Information

那覇市松尾2-10-1