自然愛と地元愛にあふれる農家カフェ Cookhal

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初回投稿日:2014.08.29
 最終更新日:2024.03.27

自然愛と地元愛にあふれる農家カフェ Cookhal

Cookhalは、

やんばるの食のアンテナショップのようなカフェです。


スペシャルプレート

取材当日のスペシャルプレート。メインディッシュはやんばるチキンのグリル~紅ふうきの香り~

お皿はやんばる在住の陶芸家 紺野乃芙子さんの作品です

 

 

新鮮野菜&フルーツのマルシェや、地元で少量生産された

こだわり調味料などが並ぶショップコーナー、食にまつわる本や雑誌、

ごろごろフルーツを購入してからミキサーにかけてくれる

スムージーコーナーなど、これでもか!というぐらいに

「その季節ならではのやんばるの食を楽しんでもらう」ことへ思いがあふれています。


YANBARU HARUSAA'S TABLE Cookhalの店内

 

沖縄の野菜の旬は冬ですが、「『野菜がない』と言われる夏でも

畑から絞り出してやんばるの恵みを提供します」と語ってくれたのは

農家であり、農家グループ沖縄畑人(はるさー)くらぶの代表でもある芳野幸雄さん。


YANBARU HARUSAA'S TABLE Cookhalの店内

 

メニューはランチが中心で、

メインディッシュに6種類の食べ放題デリと

スープ・サラダがついたスペシャルプレートが1,200円。

週替わりの山原カレー(900円)はインド各地、アジア各地のレシピで多彩に展開し、

カレー好きの舌も満足させてくれる味。

スパイスの一部に地元産を使っているのは、スパイスベルトの北限に位置する

南国沖縄ならでは。自家製ピクルスとサラダが添えられています。

畑人ボウル(750円)も週替わりでガパオやロコモコなどを素材に合わせてアレンジされ、

こちらはスープと一緒に提供されます。

そして、すべてのメニューがドリンク・デザートつきなのも嬉しいですね。


スペシャルプレート

 

そもそも、プレート、カレー、ボウル、デリというメニュー構成なのは、

その日に穫れた野菜から料理を考えるフレキシブルなスタイルだから。

すべては、やんばるの自然の恵みを「美味しい」というシンプルで本質的な価値にして

提供し、地元の人に地元の豊かさに気付いてもらうためなのだそうです。


野菜ジュース

 

「僕らが目指しているのは、『農から始まるコミュニティデザイン』なんです。

例えば、シナモンの親戚で昔ポーポーというお菓子に使われていた

カラキというスパイスがあるのですが、

これをカレーに使って提供することで、

身近な美味しいものを美味しく食べる工夫を提案したり。

そういう新鮮な発見を通して、地元の人と農家や食品加工業者の輪ができれば、と。

だから、名護の加工業者が地元の食材を使って製造する調味料を必ず使っているし、

塩は屋我地島産のヤガチマース。食材は約8割がやんばる産です」と芳野さん。


スタッフ

 

そんな想いが伝わり、取材当日のランチタイムは満席。

「保育所で話題になってお母さんたちが来てくれたりしています」

という言葉どおり、地元客でにぎわっていました。


バイキング

 

さて、食後に注文しないと損をするのが、カプチーノです。

某超一流ホテルで活躍していたというバリスタの丹羽智子さんが、

沖縄中の焙煎屋さんを訪ね歩いてセレクトした豆を

熟練の技で淹れてくれるという贅沢さ。

大げさではなく、カプチーノ観が変わってしまうほどの美味しさです。

口に含むと芳醇な香りが鼻に抜け、

どっしりとしたエスプレッソの苦みが絶妙なふわふわ感のミルクに包まれて

舌からのどへ滑り落ちていきます。

 

カプチーノ

 

「沖縄旅行で、ランチにまずは沖縄そばとタコライスを食べ、

夜は沖縄料理屋さんに行ったけど、あと何を食べよう?」とお悩み方や、

「旅先では絶対にその土地のホンモノの旬が食べたい」というこだわり派の方は、

迷わずCookhalへ。


YANBARU HARUSAA'S TABLE Cookhal

 

地元やんばる産に徹底的にこだわり、

食材の底力と世界各国の料理方法を熱心に研究し、

それらをかけ合わせた知恵と工夫の結晶が味わえます。

Cookhal

住所 /
名護4607-1 ネオパークオキナワ駐車場奥 
電話 /
0980-43-7170
営業時間 /
9:00-17:00
駐車場 /
あり
Webサイト /
https://www.facebook.com/pages/Cookhal/164768850400386?fref=ts

沖縄CLIP編集部

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