沖縄観光情報:愛され続ける沖縄のうつわ壺屋焼の歴史【PR】

愛され続ける沖縄のうつわ 壺屋焼の歴史【PR】

post : 2014.08.29 18:00

 

”やちむん”。

沖縄で”やちむん”とは、焼物のこと。

沖縄工芸の中でももっともポピュラーなもののひとつなので、

目にしたり触れる機会が多いのではないでしょうか。


 

沖縄県那覇市壺屋(つぼや)にある,”壺屋やちむん通り”。

ここで生まれた壺屋焼は330年もの長い歴史があります。

沖縄のやちむんのことや、島の歴史に

深い興味が湧き出す風情ある場所なのです。

 

戦争で大きな被害を受けた沖縄ですが、幸いにも壺屋は空襲をまぬがれ、

戦後の那覇の復興は壺屋から始まったとさえ言われています。

そのため、やちむんに関する文化財だけでなく、

今も壺屋は戦前から残る風情ある町並みを楽しむことができます。

 

沖縄県指定文化財のひとつ”南ヌ窯”(ふぇーぬかま)は、

壺屋にただ1つ残った荒焼(あらやち)の登り窯です。


 

南ヌ窯は、1682年、琉球王府が陶器産業の振興を図るため、美里の知花(ちばな)、

首里の宝口(たからぐち)、那覇の湧田(わくた)の3カ所にあった窯場を

壺屋に集めた際に王府が与えた窯なのだそう。

この時期からこの場所でやちむん作りが始まりました。

 

良い粘土が採れること、水場があること、薪を運ぶ港に近いこと、

登り窯に適した丘の土地があること、王府が置かれた首里に近からず遠からずだったこと。

このような条件をすべて兼ね備えていたのが、壺屋だったのです。

 

 

主に壺や甕(かめ)などを焼いていた南ヌ窯。300年以上の歴史のなかで

どれだけのやちむんが作られてきたのでしょうか!


 

こちらも戦前から続く上焼(じょうやち)の登り窯。

屋号が東(あがり)なので、東ヌ窯(あがりぬかま)と呼ばれています。

窯と同じ敷地にある新垣家は、石しょうをめぐらした大規模な屋敷で、

母屋を中心にほぼ全容を残しています。

国指定重要文化財として、2014年現在、保存修復中です。

 

壺屋焼は主に「荒焼(あらやち)」と「上焼(じょうやち)」に分けられます。荒焼は、

沖縄本島南部の土を使い、約1120℃で焼き釉薬をかけない、

もしくは、泥釉・マンガン釉をかけて作るもの。

上焼は、沖縄本島北部の土を使い、約1200℃で焼き、丈夫で、

釉薬をかけて作るためカラフルな作品が多いのも特長です。

 

沖縄では昔、荒焼の甕(かめ)に味噌や豆、油などを保存していたそう。

また泡盛を貯蔵して古酒(くーす)を作る際、荒焼の甕を使うと

とても風味の増したおいしいお酒ができるそうです。

上焼は色使いや艶が美しく、食卓が華やぐので特に食器として愛されました。

色使いや艶が美しく、食卓が華やぐので特に食器として愛されました。

土の素材や、釉の違いで変わるんですね!!


 

壺屋焼には、かつて王府が使うためにわずかだけ作られていた”赤絵”をはじめ、

土を盛りつけて作る”たっくわさー”、逆に土を削って模様を作る”掻き落とし””線彫り”などなど、

他に類がないほど多様な技法があるんです!

本焼きした器に絵付けを施してから800℃ほどで再び焼成し、

色鮮やかな赤色を定着させる赤絵もそのひとつ。

それだけの手間隙をかけているからこそのとても美しい

鮮やかな赤色に心奪われます♪

 

また壺屋では現在、14の窯元が作陶を続けています。

直接、窯元へ足を運び、制作光景を見たり、陶芸家の話を聞くことで、

想像以上に手間ひまかかったやちむんのことや、

作り手のこだわりや愛情の深さなど、

もっともっと壺屋焼への魅力へ引き込まれていきますよ。



 

壺屋に窯をかまえる「仁王窯 小橋川製陶所」に立ち寄ると、

「窯から出すまで仕上がりは分からない。やちむんは生き物」。

自分が作り上げたやちむんを見つめながら、

陶芸家の池野さんが話してくれました。

 

壺屋やちむん通り近辺は、壺屋焼をはじめ

若手の陶芸家の新しい感性の作品まで、

時代を超えたやちむんに出会うことができます。

小道へ入ると、お食事やお茶ができるお店も♪

陶芸体験ができる窯元やお店もあるので、

陶芸作りにチャレンジしてみるのもいいですよね?


 

さっそく、子どもを連れて、育陶園で初めて陶芸を体験してきました!

育陶園は伝統的な釉薬、技法を踏まえたやちむんづくりを行っている窯元の1つ。

ロクロをくるくる回し、自らの手で土から器の形を作る過程を体験することが出来、

子ども達も大喜びで、とても心に残る時間を過ごすことができました。

 

沖縄の焼物の歴史に触れながら見ながら、

壺屋やちむん通りと両脇の小道(すーじぐぁ)を

ゆっくりじっくり散策してみてくださいね。


 

 

 

壺屋やちむん通り

住所/沖縄県那覇市壺屋1-21-14

管理/壺屋やちむん通り会

電話/098-866-6661

http://www.tsuboya-yachimundori.com

 

壺屋焼きのチブルシーサー・龍巻壺の実演や、沖縄の赤土を使用した、

ミニシーサー作りが体験できたりと魅力的な催し物も盛りだくさん。

ぜひこの機会に伝統の技とのふれあいをお楽しみください。

 

沖縄CLIPフォトライター知念玲奈

 

まだまだ知られていないあなただけが知る沖縄の魅力を是非教えてください。沖縄の旅行情報のご投稿はこちらから。

Information

那覇市壺屋1-21-14