銀座で触れ合える、沖縄の伝統の技【PR】
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post : 2014.09.03 21:00
「届けよう、南の島の伝統の技」をテーマに、
第21回目となる「沖縄工芸ふれあい広場」が
今年も東京銀座の時事通信ホールにて9月5日から開催される。
こちらのイベントは、作り手と使い手のふれあいの場として、
また両者の相互交流、理解をうながすとともに、
暮らしのなかでの工芸品の便利さを知ってもらい、使い方の提案を行うもの。
沖縄の工芸品は14〜16世紀頃、日本本土や中国などの各国から
海外交易を通してさまざまな技術、技法を習得し、
それらを琉球王朝のもとに発展させてきた独特なもの。
参加するのは県内15の組合だ。
1682年に知花窯、涌田窯、宝口窯を移設統合して始まり、
現代まで沖縄のやちむんを支えてきた壺屋焼。
15世紀に始まった沖縄唯一の伝統的染め物で植物染料を用いて
手染めする色鮮やかな文様が特長の琉球びんがた。
朱の鮮やかさは他に類を見ない琉球漆器や、
伝統芸能とともに沖縄独自の楽器として世界中に広まった三線。
織物としては国の重要無形文化財である「喜如嘉の芭蕉布」をはじめとした、
「読谷山花織」、「読谷山ミンサー」、「首里織」、「琉球絣」、
「宮古上布」、「八重山上布」、「八重山ミンサー」、
「久米島紬」、「知花花織」、「与那国織」といった上質な織物たち。
サトウキビの葉を染料とした鮮やかな緑が印象的な「ウージ染め」は、
沖縄県南部の豊見城市が平成元年から新たな特産品として開発したもので、
今後の地域活性への貢献が期待される一品だ。
さらには土産品としても定着している琉球ガラスもあり、そのどれもが
沖縄の文化・伝統の奥深さ、多様さを感じさせ、どこか心に響くものがある。
これらの工芸品の展示だけでなく、機織りや糸績みの実演のほか、染めや織りの製作体験、
シーサー作りなど、実際に伝統の技に触れ合うことができる。
また、それぞれの産地による講演会も。
三線ミニライブは3日間、それぞれ2回開催されるのでお見逃しなく。
特別企画として「美しいキモノ」(ハースト婦人画報社)による写真撮影や
「沖縄の染織物について」の講演会、株式会社和える 矢島里佳代表による講演会、
チャリティーオークションなど、盛りだくさんの3日間。
これだけの沖縄の工芸品に一度に触れ合える機会は貴重。
なかなか沖縄に来ることができないというみなさんも、
ぜひこの機会に足を運んで沖縄の伝統工芸に触れてみては。
第21回沖縄工芸ふれあい広場
「届けよう、南の島の伝統の技」
日程/9月5日(金)〜7日(日)
場所/時事通信ホール(東京都中央区銀座5-15-8)
時間/10:00〜18:00(最終日は17:00まで)
入場料/無料
主催/沖縄工芸ふれあい広場実行委員会、沖縄県
イベント詳細はこちらから http://www.okinawakougei.jp/
沖縄CLIP編集部
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