沖縄最大級のビッグイベント第44回那覇大綱挽まつり!
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post : 2014.10.08 21:00
※この記事は、2014年に開催された「第44回那覇大綱挽」のイベントレポートです。次回は、2018年10月6日(土)〜8日(月)に開催されます。詳しくは、主催者のWebサイト等をご確認ください。
沖縄、秋の風物詩といえば、何と言っても大綱挽!
県内各地で催される大綱挽ですが、中でも、“米藁で製作された世界一の綱”として、
堂々ギネス認定されている「那覇大綱挽(なはおおつなひき)」は別格です。
全長200m・直径1.56m・総重量43.0tのウルトラビッグな代物は、全国から延べ28万人以上も集まる、毎年恒例「那覇大綱挽まつり」にて間近で見物、それどころか誰でも参加可能です!
那覇大綱挽まつりは、毎年10月、体育の日の3連休に那覇市中心部周辺で行われ、
大綱挽自体は中日(日曜日)に開催されます。
第44回となる今年は、10月11日(土)~13日(月・祝)の3日間。
期間中、各所でライブなどのイベントも行われます。
メインの大綱挽は、12日(日)15:08(大綱挽式典開始)より、国道58号久茂地交差点を中心に、1万5000人もの参加者がダイナミックに引き合います。
那覇大綱挽は、琉球王朝時代から400年以上続く歴史ある伝統行事で、綱挽前の様々な所作も見応えがあります。
「我栄(がーえー)」は、“綱挽勝者が勝ち鬨を上げる事”を意味します。
東西それぞれの地区実行委委員会が、美ら旗を振り合う「旗頭我栄(はたがしらがーえー)」はエキサイティング!
続いて「空手我栄」での演武も勇壮です。
そしていよいよ、西と東の綱を「頭貫棒(かぬちぼう)」でつなぎ合わせる大迫力の「かぬちちじ」が行われ、綱が結合!
その後、綱の上で歴史上の人物に扮した「主人公」が見得を切る「支度(したく)我栄」、「東西綱方我栄」が厳かに行われ、16:00、那覇市長(那覇大綱挽審判長)の合図でくす玉が割られ、いよいよ勝負が始まります。
10月とはいえ、陽が出ていればゆうに30度近くにもなる沖縄の午後。参加者は当然全身汗だくに!
引き合いは30分間続き、審判団の計測により、勝敗が決します。
ちなみに、現在は、東13勝・西13勝・引き分け14回と、東西ともに実力派拮抗しています。
綱挽終了後、手綱は縁起物として持ち帰ることができます。
手綱が切り取られ参加者に配られる「嘉例綱取り(かりーつなとり)」を、一年間心待ちにしていた人で溢れかえります!
この争奪戦も、メインの綱挽に劣らず熱いものがあります(笑)
*なお、手綱は、大綱挽関係者により渡されます。個人で勝手に切り取るのは厳禁です。
言うまでもなく、関係者以外(手綱を切り取るため)の刃物等の所持・使用は、法律により固く禁じられており、警察による取り締まりの対象となりますので、絶対にお辞め下さい。
見学だけではなく、実際に東西いずれかの“力”となれる、参加型のビッグイベント…
歴史と伝統の熱い戦いを、ぜひ体感して下さい!
*台風等の荒天が見込まれる場合は、11日(土)の午前中に実行委員会内で協議がなされ、各種マスコミを通じて、延期・中止等の判断が発表されますので、予めご了承下さい。
第44回 那覇大綱挽まつり
期間/2014年10月11日(土)~13日(月・祝)
会場/国際通り・国道58号久茂地交差点・奥武山公園、他
料金/無料
主催/沖縄県那覇大綱挽まつり実行委員会、他
電話/098-862-3276(那覇市経済観光部 観光課)
■ 編集部追記
次回の那覇大綱挽まつりは以下の日程で開催されます。
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沖縄CLIPフォトライター 小川 研(Qey Word)
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