ヨナグニウマと触れ合おう
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post : 2014.10.15 21:00
サイシュウバのウォーリー君
沖縄県沖縄市にある、沖縄こどもの国。
緑豊かな施設内には動物園やワンダーミュージアム(チルドレンズミュージアム)があります。
なかでも今回は、動物園「Nature Land(ネイチャーランド)」内にある、
「うまんちゅ広場」を紹介したいと思います。
与那国町の天然記念物でもある、沖縄の在来種「ヨナグニウマ」や、
韓国の済州島(さいしゅうとう)の在来種「サイシュウバ」と、
ふれあい&乗馬体験ができるコーナーです。
与那国馬のどぅなん君
ヨナグニウマとは古くから与那国島で、サトウキビの収穫の手伝いをしたり、
荷物や人を乗せたりと、島の人々の暮らしを支えてきた馬のこと。
車や農耕機の普及により、一時は60頭あまりに数が激減。
その後、保存活動が行われ、今では全国で120頭ほどが飼育されています。
沖縄こどもの国では、そのヨナグニウマの保護活動の一部として、
うまんちゅ広場を2010年にオープンしたそう。
また、沖縄なのになぜ済州島のサイシュウバ?と思われた方も多いのでは。
1996年に友好の証として、済州島がサイシュウバを沖縄県に贈ったそうです。
その時に沖縄にやってきたのが、こどもの国で飼育されているウォーリー君なんです。
その昔、海上で遭難し、漂流していた済州島の人々を
沖縄の人が助けたのがきっかけに、交流を深めているそうです。
乗馬体験はというと、2歳から体験することができます。
ヨナグニウマやサイシュウバは、体高が100〜120cmと小柄なうえ、
優しくおとなしい性格です。
ちいさなお子さんでも安心して乗馬を楽しむことができそうですね。
スタッフのレクチャーを聞き、ヘルメットを付けたら、さあ乗馬に挑戦です!
先ずは「よろしくね」と挨拶から。そして首のあたりをなでなで。
心の準備ができたら、鐙に足をかけて、
よいしょと股がり、しっかりと紐をつかみましょう。
乗馬中は、背中はまっすぐ、下を見ないで前を見るのがポイント。
また、乗っている人の気持ちが馬にも伝わるので、リラックスすると良いですね♪
乗り終わったら、「ありがとう」と、また首をなでてあげてください。
気持ちが良いのか、うっとりとしたこんな可愛い表情がみれることも。
ンマハラシーの練習中
うまんちゅ広場では、馬の体調や訓練の状況をみて、
乗馬体験へ参加する馬を決めているため、
サイシュウバかヨナグニウマどちらに乗れるのかは当日次第です。
今回、取材に協力してくれたのはヨナグニウマの「どぅなん君」。
どぅなん君は、こどもの国で開催されている「ンマハラシー」
という速さと、走る姿の美しさを競う「琉球競馬」で、4連覇しているそう。
その走りは、安定していてとても優雅でした。
次回のンマハラシーは、2014年10月19日、
2015年3月1日に開催予定なので、こちらもお見逃しなく。
与那国馬とほっこり乗馬を楽しむ時間。
体験してみはいかがでしょうか。
公益財団法人 沖縄こどもの国
住所/沖縄県沖縄市胡屋5-7-1
TEL/098-933-4190
OPEN/4月〜9月9:30〜18:00(最終入園17:00)
10月〜3月9:30〜17:30(最終入園16:30)
CLOSE/火曜日・年末年始(12/30〜1/1)
※ 夏休み期間中などは、休みなく開園
こどもの国
入場料/大人500円 中高生200円 4歳〜小学生100円 ※3歳以下無料
HP/http://www.kodomo.city.okinawa.okinawa.jp/index.shtml
うまんちゅ広場
乗馬体験料金/体験コース1周500円
※2歳から大人(80kg未満の方)
沖縄CLIPフォトライター 松村朱里(まつむらあかり)
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