那覇空港から隙間時間にゆるりと皆様へ

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歴史文化

初回投稿日:2014.11.15
 最終更新日:2024.03.27

那覇空港から隙間時間にゆるりと皆様へ

いま、那覇空港でこの原稿を書いています。

とある取材でこれからちいさな島へ。

wifiが使えることの多い空港は、思いのほか仕事がはかどったりします。

 

もともと雑誌の編集の仕事を東京でしていたぼくが

沖縄に移住したのは2年ほど前のこと。

企画を立てたり取材して原稿を書いたり、という

いわゆる「本」の仕事は、「出版社」と呼ばれる会社のほとんどが

東京にあることからもわかるように、東京に集中しています。

 

なので、移住する際には「沖縄にも仕事はあるの?」

と、よく心配されたものです。

でも、よくよく考えてみれば当たり前のことなのですが、

沖縄はれっきとした観光地。ということは、

たくさんの観光客に訪れてもらえるよう、

日々、情報発信をしているわけで、当然、

その手段としての雑誌やパンフレットなどの紙の媒体、

webサイトなどあらゆるものが、生み出されているのです。

 

そんなわけで、沖縄CLIPの打ち合わせに参加し、

ガイドブックを始めとした様々な媒体で

島中を巡りながら取材し、原稿を書き、そして写真を撮る。

そんな、沖縄と言えばのんびり、、

というようなイメージとはちょっと違った毎日を送っています。


やぎ

 

とはいえやはり沖縄でこの仕事をするうえで

とても気に入っていることがあります。

ひとつは大好きな沖縄の魅力を発信する仕事が溢れていること。

僕たちが発信した情報を手にしたひとが、

実際に沖縄を訪れ、笑顔になり、沖縄のことを好きになってくれたら、

それは本当にうれしいことだと思っています。

 

もうひとつは、仕事をしているのが「沖縄」だということ。

政治や経済などたくさんの課題を抱えていることも事実だけど、

そういうことがあってさえ、沖縄は本当にうつくしい島だと思います。

たとえば豊かな自然の景勝地、個性的なカフェ、おおらかな人々。

取材の途中にふと出会う路地裏の風景や、偶然みつけた天然のビーチ。

「うつくしさ」はいたるところで、

そっと僕たちの暮らしに寄り添っているのです。

 

そんなシーンに出会うたび、

沖縄で仕事をし、暮らしていけることに

感謝の気持ちが芽生えるのです。


 

こちらのコラムでは、少しずつ沖縄で

「しごと」をする日々のあれこれをゆるりと

語ってみたいと思っています。

 

さて、そろそろ飛行機に乗りましょうね。

セソコマサユキ

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