日本の「紬」の源は「久米島」にあった!久米島紬の素朴で温かい風合いに触れ、原点回帰。【PR】
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post : 2014.12.04 21:00
久米島紬が日本の「紬」の発祥の地だったことはご存知でしたか?
久米島紬は15世紀後半に堂の比屋と呼ばれる非凡な人物が中国で養蚕技術を学び、
久米島に広がったといわれています。日本の紬絣技法が久米島を起点に発達し、
沖縄本島、奄美大島を経て本土に伝えられ、
大島紬、久留米絣、結城紬などのものとなり日本全国に伝わっていきました。
まさに「紬」の大元締めですね。
そんな先人の想いが込められた久米島紬織りをいざ挑戦!
久米島紬は、蚕から採った真綿から糸を紡ぐことから始まります。
「マヌカキ」に真綿をかけ、指先で糸を紡ぎだします。
根気のいる仕事ですが、今でもこの伝統技法で糸はつむがれているのです。
まず、まゆをアルカリ液で煮て柔らかくし、よくすすぎます。
水の中でまゆをほぐしながら、中のサナギを取り除きます。
伸ばしたまゆを何枚も重ねていくと真綿が出てくるので、そこから繊維を引き出します。
それが、紬糸です。糸を「紬ぐ」とは、この過程から言われるようになった表現だそう。
その紬いだ糸を使って織った布が「紬布(ゆう)」です。
糸作りから、すべて人の手を使って紡がれている「久米島紬」には、
繊維の一本一本に歴史を経た先人たちの思いがたくさん詰まっているのです。
今回は久米島紬のコースター作りを体験。職人さんに手取り足取り教わりながら、
糸(木とも呼ばれる)を通しながら、まさに足と手を同時に動かしていきます。
職人さんの糸を通す手さばきの速いこと速いこと!
私もすぐできるかなと思っていましたが、なかなかスムーズに進みません。
見ていると簡単そうですが、これこそ熟練の腕が必要な伝統だと痛感しました。
さて、伝統ある久米島紬織り体験。その出来栄えは?
詳しくはリトハクをチェック → http://ritohaku.okinawastory.jp/kumejima/4619/
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