沖縄観光情報:かつては集落中がまるで喫茶店?民家の軒先でいただくお茶とお菓子。伊是名島の「イヒャジューテー(おもてなし)」の心にふれる。【PR】

かつては集落中がまるで喫茶店?民家の軒先でいただくお茶とお菓子。伊是名島の「イヒャジューテー(おもてなし)」の心にふれる。【PR】

post : 2014.12.13 12:00

 

琉球王国・第二尚(しょう)氏王統の初代国王尚円(しょうえん)王が

生まれ育った地として、歴史好きから人気の伊是名島。

最近、別の一面が、注目を集めているのをご存知でしょうか。

その一面とは、島人のホスピタリティ溢れる習俗、「イヒャジューテー」。

 

ん? 伊是名島の習俗なのに、「イヒャ(伊平屋)ジューテー」とはいかに? 

謎を解くべく、いざ伊是名島へ! 

 

「イヒャジューテー」を語るときに必ず出てくるのが、民家の縁側に出された、お茶とお茶菓子の話。

これは道行く全ての人に向けて「どうぞ召し上がれ」と置いているのだとか。

家を留守にしていても、お茶は置いたままだそうで、空き巣は心配ないの? と心配になりますが、

そんな面白い風習、興味が湧かないわけがありません。


 

島に着くなり、その光景をこの目で確かめる為、一路古い町並みの残る伊是名集落へ。

車を降りて散策を始めてから1分も経たないうちに「イヒャジューテー」に出会えました!

沖縄のおばぁの家でよく見かける大きな急須と、お茶碗、菓子受けを確認。

さて、見知らぬよそ者も敷地に入って、飲み食いして良いという噂は本当か……。

緊張と共に、敷地に入ります。



 

家の中を覗くと、おばぁとおじぃが休んでいました。

「お茶をいただいてもいいですか」と声をかけると、ニッコリ。

 

 

お茶は、沖縄の定番さんぴん茶。お茶菓子も、期待を裏切らない定番菓子、

ちんすこうと黒糖飴。おまけにおばぁが縁側まで出てきてくれ、最高の三時茶(さんじじゃー)に。

 

ここぞとばかりに、「イヒャジューテー」について質問。

 

これは道行く人のために毎日置いているんですか?

「そうよー。みんなやってるよー。休んで行ってちょうだいってね。

こうやってあんたみたいに知らない人が来るから面白いさ。

最近は観光客の人とか、新聞社の人とか来るね〜。珍しいね〜?

朝はね、ここにお茶を置くところから始まるの。

ご飯よりも何よりも先。毎日よ。子供のころから染み付いている習慣さー」

 

 

おかあさんも、よその家におじゃましたりするんですか?

「もちろんよー。友達とか親戚の家に行って、食べてくるよー。みんなお菓子も欠かさないようにしているさー」

 

小さい頃よその家におじゃましたりしました?

「昔は、薪取りに行ったりして、子供でも忙しかったから、

お茶やお菓子をもらいにとか行った思い出ないね〜」

 

ちんすこう、お好きなんですか?

「うん、好きさ。今日はトーカチ(米寿)のお返しで上等ちんすこうがあったから、ちょっと豪華だね(笑)」

 

 

「イヒャジューテー」の意味って何ですか?

「わからんさー。昔からそう言ってるから、そういう名前だと思ってるさー」

 

ここは伊是名なのに、なぜイヒャ(伊平屋)と言うのですか?

「イヒャと言うのはね、伊平屋島も伊是名島もまとめて伊平屋と昔は言いよったわけよ。その名残りさ〜」

 

早速ひとつ、「イヒャ」についての謎が解けました。さすが、地元のおばぁです。

さあ、次なるお茶菓子を探して散歩を続けます。

伊是名集落は、尚円王にまつわる見どころが多いエリア。

「縁側のお茶」を探しがてら観光を楽しみます。

 

まだまだ続く、伊是名島の「イヒャジューテー」に触れる旅、

詳しくはリトハクをチェック → http://ritohaku.okinawastory.jp/15islands/4705/

 

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