移住?永住?遊びの視点から見えるナイチャー(県外の人)と沖縄の現在のカルチャーやイベント、人々、場所
- 知る
- 6
- Clip
post : 2014.12.06 23:00
「沖縄に永住するの?」と聞かれると、
「そうだね、よっぽどの事が無い限り多分すると思うよ」
最近はそう答える様になりました。
移住するまでは沖縄に旅行にすら来た事も無かった私が。
東京生まれ、その後は茨城、千葉、埼玉と関東を点々としながら育ったのですが
東日本大震災が起きた時、私はインドネシアのバリ島に住んでいました。
ビザの期限によって帰国が迫っており
私はまだ地震が多発している関東に戻るか悩みました。
どうせ荷物もスーツケース2つ分しか無いし
関東なら生活を始める資金もバカにならない。
ならいっそのこと、他の土地に住んでみたらどうだろう?
そこで真っ先に思い浮かんだのが
都市生活と自然のバランスが良さそうな福岡、
または独特の文化を持ち、自然の美しい沖縄。
どうせ移住するなら振り幅が大きい方が面白いだろう、
それに暖かい方がいいし、外国感もありそうだし。
そんな理由で沖縄に決めました。
なので「沖縄が大好きで、沖縄病にかかりこちらに移住して来た」
そういった人々とはかなり違う感覚だったと思います。
なにせこちらに移住するまで知っていた沖縄のことといったら
「ゴーヤーチャンプル」「ひめゆりの塔」「美ら海水族館」「美しい海」
くらいのものだったのですから。
最初はゲストハウス暮らしから始まりました。
1度沖縄CLIPの記事にもさせていただいた
通称泊まれる飲み屋「月光荘」です。
高校の同級生が1人住んでいる以外、沖縄に誰も知り合いのいなかった私は
そこで沢山の人々に出会い、写真をやっているということで
イベントにフォトグラファーとして呼ばれる事が多くなりました。
そこにいたのは地元の人はもちろん、移住歴の長い人、
私の様な震災がきっかけの移住者など様々ですが、
なにせみんな本当に個性的で、狭い島なのであっという間に人と人とが繋がります。
イベント自体も小さいものから大きいものまで、
個性豊かなものが沢山です。
車の免許をこちらで取得するとまるで翼が生えたかの様に
どこにでもいけるようになり
気がついたら撮影の依頼がなくても毎週のように出歩く様になりました。
特にここ数年、有名なクリエイターなどが
沢山こちらに移り住んで来て、沖縄のカルチャーと
融合しながら、また新しい文化をつくりつつある、
そんな渦を感じています。
キーワードはDIY、オーガニック、自然と共存、沖縄アンダーグラウンド。
オルタナティブなカルチャーを囲む人々との交流や音楽に日々生活は彩られ、
スローな空気に刺激のスパイスが振りかけられました。
次第にずっと住むのならばこんな場所がいいのかも、
そう思える様になったのです。
このコラムでは、そんな私が
遊びながら発見していくカルチャーやイベント、人々、場所などを
移住者の視点で少しずつ取り上げていきたいと思います。
沖縄CLIPフォトライター Sandy
沖縄CLIPでは、みなさんがおすすめする沖縄観光情報をお待ちしております。ご投稿はこちらから。
Information