伊良部島・海人(インシャ)修行ツーリズム」濃密すぎる24時間
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post : 2015.01.14 23:00
昨秋、とある取材で、人生初となる「カツオ一本釣り」なる荒行…をエクスペリエンス。
衝撃的すぎたその模様をちょろっとお伝え。
なんせタイトルは「伊良部島・海人(インシャ)修行ツーリズム」…。
修行ですよ、しゅぎょー。そんなん人生初だし(汗&笑)。
内容は、伊良部島佐良浜の漁師に弟子入りし、
心得や文化などを学び、伝統的なカツオ一本釣り!を実践…。
そもそも何の取材だったかってというと、
「伊良部島海の暮らしツーリズム共同事業体」(伊良部漁協・宮古島観光協会)による
2014年度県地域観光資源創出支援の一環で、
漁業と地元の観光を盛り上げようという企画(のモニターツアー)…。
取材オファーがあった時から、タフな内容は目に見えていたけど、
漢(ヲトコ)・ヲガワ、当然2つ返事でOK!!
修行を観光商品にしちゃおうってな前代未聞すぎるチャレンジャー精神に溢れまくった試み…。
こんな武者震いネタ、他では確実にない、あるわけない。
参加者は、まず師匠である海人(インシャ)の家に前泊、未明、深夜1時(!)に出漁、
4時間ほどかけて漁場の「パヤオ」へ。師匠から(鬼の)手ほどきを受けた後、
一本釣りで数多のカツオ達と数時間の激闘!!
…帰港後は穫れまくったフィッシュたちを捌いたり、カツオ節工場見学といったメニューをこなす。
ただただ濃密すぎる24時間…船酔い度マックスな魂のレポートの(一部)、どうぞ(疲)。。。
■一日目
15:30
●心得 of 海人
伊良部島佐良浜漁港に到着。まずは漁師たるものの心得や、
300年からなる佐良浜の歴史・文化や、漁業について、漁協の方々から学ぶ。
16:00
●本気の杯をシンカぐゎ入門
おべんきょの後は、地元の(カツオ)料理でお・も・て・な・し(を受けつつ)&
地元との交流会。カツオ漁船の乗組員仲間(シンカぐゎ)入門許可をちょうだいする。
18:00
●ショートステイ
交流会後は、弟子入りする漁師の“師匠”宅に住み込み体験
(という名のお・も・て・な・し、を受ける再び)。
深夜の出航に備え、漁師の流儀に則った夜を過ごす
(ボスから、オトーリはほどほどに早めの就寝を!の指令をいただく)。
■二日目
1:00
●一本釣り
深夜に起床zzz...し、いよいよ1時出航zzz。
どんぶらこ揺られつつ約2時間船底で睡眠(というか昏倒zzz)。
4時頃、暗いうちに船上で師匠から一本釣り実技演習。
パヤオに着いたら、パイセン方を、見よう見まねで、数kgもある長竿を、
振りかざし、いよいよ本番!!
心・技・体、、総動員で、million of フィッシュたちと、fightッ!!!!!!!!
7:00
●朝食
釣り上げらればかりのまだイキイキト生きている
新鮮なカツオたちを、パイセンがたが手際よく捌くっ。
究極・至高の朝食 of 海の幸をイタダキマスっ!!!!
この時、船酔いが激しい他のスタッフは、倒れこむなど、すでに満身創痍
(船酔いには強い自分なワケだけど、漆黒の暗闇の中で、ファインダー覗いてて、
どんぶらこ揺られまくった日にはさすがに完全アウト寸前…。
でも、ド強力な酔い止めをもらっていたのでギリギリセーフ)。
11:00
●水揚げ
長かった旅路を終え、帰港。
早速、水揚げをお手伝い(といっても横で見ているだけw)。
カツオを始め、マグロ、シイラなど、激闘を終えてノーサイドとなった今、
ライバルたちに、「良い勝負だったぜ...」と、健闘を称え合った後、師匠宅に一端帰宅。
激しかったfightを物語る返り血に染まった疲労困憊・満身創痍の身体を休めるべく、
入浴・仮眠など約2時間の自由時間…zzz。
13:00
●カツオ捌き
さっぱり目が覚めたら、
再び漁協に戻り、師匠やパイセンたちに習い、穫ってきたばかりのカツオを捌きまくる!
もちろん何度やってもうまくいかない、いくわけない!
14:00
●昼食
そしていよいよお待ちかね。佐良浜式刺身、天ぷら、カツオノカツ、、
カツオ三昧な島の極上料理で贅沢すぎる昼食を、再びイタダキマスっ!
14:30
●カツオ節工場見学
数ヶ月分くらいのカツオをたらふくいただいた後は、付近のカツオ節工場を見学。
おみやげの加工品もこちらでゲット☆
15:00
●離島
カツオ船の仲間であることを認定するシンカぐゎ認定証と
船長サイン入りのTシャツ(笑)を受け取り、地元の踊り「クイチャー」によるセレモニーで、
涙の離島…
・・・という、東京→沖縄(+ちょっとworldも)で、
エディター/ディレクター/ライター/カメラマンなどの道を
20年近く(貪り)歩いて来た自分、、、 これほどオリジナルでタフ、
インタリスティングかつエキサイティングで、ワンダーでオゥッサムな取材は、余裕で1st time。
この春から、正式に、史上初となる観光ツーリズム商品として、
世にリリースされる予定んなので、今後の動向に乞うご期待!!!!!
伊良部島・海人(インシャ)修行ツーリズム
主催/伊良部漁業協同組合
住所/沖縄県宮古島市伊良部字前里1
電話/0980-78-3119
沖縄CLIPフォトライター 小川 研(Qey Word)
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