ポーポーの元祖!? 『楚辺ポーポー』は沖縄のお土産にもおすすめ
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post : 2013.09.26 18:00
沖縄の伝統的なお菓子の一つ「ポーポー」。
小麦粉や卵などを混ぜたものをクレープのように薄く焼き、中にアンダンスー(油味噌)を入れてクルクル~と丸めたシンプルなお菓子ですが、その元祖では?と言われているのが読谷村楚辺(よみたんそん・そべ)の「楚辺ポーポー」です。
楚辺ポーポーの特徴は、ふっくらとした分厚い生地に黒砂糖が練り込まれていること。また、一般的なポーポーと違って、アンダンスーが入りません。飽きのこないシンプルでほどよい黒砂糖の甘みがあり、昔から地元で愛されています。
名前の響きも独特なポーポーは中国の影響を受けて生まれたお菓子ですが、沖縄全土に広めたのが、この楚辺地域からであったそう。その昔、楚辺地域では旧暦の4月に行われるアブシバレー(虫払い)という農事の祭典にポーポーを供え、アブシバレーにあわせて行われていた馬ハラセー(競馬)の見物客に振る舞われたそうで、そこでポーポーが人気となり沖縄全土に広まったと言われています。
今でも楚辺地域では旧暦の4月14日と15日に楚辺ポーポーを大量に作って、親戚やご近所におすそ分けをしているそうですよ!
沖縄読谷村にある”ゆんた市場”にて、色んな作り手の「楚辺ポーポー」を販売しています。
気軽に購入できるのでお気に入りの楚辺ポーポーを見つけて下さいね!
沖縄CLIPフォトライター 知念 玲奈(0173)
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