計650kgのカツオやマグロが宙を舞う“おおばんまい”に驚愕!の「佐良浜大漁祭り」
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post : 2015.02.10 21:00
1月31日の「伊良部大橋」開通を記念して、
伊良部島東部の佐良浜(さらはま)の漁港では、翌2月1日から3日間、
伊良部漁業協働組合&宮古島観光協会主催で「佐良浜大漁祭り」が、盛大に行われました!
目を見張るのは、その分厚い内容!
「漁師の朝メシ」(2・3日目のみ)、「漁師のおかず市」、「マグロ解体ショー」、
「魚さばき体験」、「佐良浜路地歩きとお宅訪問“やーがまくーがま”」、
「カツオ工場見学ツアー」、「一本釣り“模擬”体験」、「芸能披露」などなど…。
そして何と言っても大注目は「おおばんまい」(初日のみ)!
祭り前半で会場全体がざわつくほど盛り上がったのが、
巨大なマグロの解体ショー!
小人も大人も全ギャラリーが、
できるだけ近くで見ようと押し合いへし合い(笑)。
迫力満点なシーンの連続にみんながワクワク&どきどき!
解体された切り身は、ワンコイン(100円)で振る舞われました。
漁師のおかず市では、新鮮なカツオやマグロを使った多様なメニューがラインナップ。
本物の海人(インシャ)から教わる魚さばき体験も熱気がこもりました。
少年たちのハートをわしづかみにしたのが、一本釣りの“模擬体験”。
漁港に横付けされた本物の一本釣り漁船の上で、
「魚ってこんなに重いの!?」と、信じられない表情で、魚と格闘していました。
そして、祭り最大のクライマックスが、やはりこちら、おおばんまい!!
2つの漁船からカツオの切り身が投げられるという、
本来は毎年旧暦5月4日(ユッカヌヒー)にハーリーとともに行われる、
佐良浜伝統の行事です。この日は、なんと650kg(!)を超えるマグロやカツオ、
ツムブリの切り身が用意され、15分程かけて、ダイナミックにふるまわれました。
参加者は段ボールや逆さにした傘で一つでも多くゲットしようと、
現場はすさまじい修羅場と化していました(笑)。
ところで、今回の祭りは「地域観光資源創出支援事業第3回モニターツアー」
の一環として実施されました。伊良部大橋の開通及び、
フェリー・高速船による伊良部航路の廃止に伴い、
「島の表玄関だった佐良浜が裏通りになってしまうかもしれない。
だからこそ、佐良浜の特徴である海や漁師にちなんだもので、魅力を伝えたい」
(漢那一浩 伊良部漁協組合長)という、特別な思いが込められた催しでした。
なお、アンケートによると、7割以上が、
宮古島から新たに架橋された伊良部大橋を渡って参加したことが分かっています。
その意味でも、狙い通り大盛況のうちに終幕したと言えそうです。
大橋の架橋で、(逆に)活気付く佐良浜の今後が、さらに楽しみです!
なお、“やーがまくーがま”と、カツオ工場見学ツアーは、
近日中、別の記事でレポートしますので、乞うご期待!
佐良浜大漁祭り
会場/佐良浜漁港(宮古島市伊良部池間添129)
日時/2月1日(日)11:00~18:00、2日(月)・3日(火)7:00~18:00
主催/伊良部漁協協働組合・宮古島観光協会
電話/0980-78-3119(伊良部漁協協働組合)
沖縄CLIPフォトライター 小川 研(Qey Word)
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