癒やしの緑を背景に 列車が走る森カフェ「gyutto」
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post : 2015.03.25 21:00
本島北部、みかんの里として知られる伊豆味町(いずみちょう)。
山の緑がまぶしいこの地に、列車が走るカフェがあります。
店の名前は「cafe gyutto(カフェ ギュット)」
子どもも大人も電車好きの人も、友人、カップル、ファミリーで。
誰もがくつろぎ思い思いに過ごせるように、ぎゅっと楽しみを詰め込んだ場所にしたい。
そんな願いが込められたお店です。
入ってまず、わぁっと心躍るのがこの光景。
店のまん中にどーんと鎮座するのはNゲージが走るジオラマです。
「本当はね、もう少し小規模にしようと思ったんですよ。でも、
もっと大きくしてという息子の声に背中を押されて」と笑うオーナーの森下さん。
その思いきりは大正解。光を浴び、
風にゆれる木々を背景に列車が走る光景は、店の名物になりました。
その前にしつらえたカウンターは、店の特等席。
ここに座ってカタコト走る列車に目を細めたり、森の緑に癒やされたり。
なんと20分500円でNゲージの運転もできるサービスつき!
さらに同じ時間と金額で、持ち込みのNゲージを走らせることもできるそう。
列車好きにはたまりません。
わが家の二人の息子がおじゃましたときにも、身をのりだし、
目をきらきらさせながら運転していました。
男の子にはかなりクイツキ度が高いもよう!
そんな子どもの様子を見るのも楽しいカフェなのです。
緑をより間近に感じられる座敷席もあり、足をのばしながらゆったり過ごすことも。
メニューは沖縄の食材がふんだんに使われたもの。
こちらは自家製の島豚チャーシューと季節の野菜をのせた gyutto丼 。
甘辛く味つけし、とろとろに煮込まれた肉に半熟卵をからめていただきます。
香ばしいごまの風味、野菜のシャキシャキ感がアクセント。
黒糖入りのクレープのようなおやつ、ちんびんにはフルーツ&アイスを添えて。
化学肥料を使わずに作った沖縄産の豆、「名護コーヒー」もおすすめです。
それも、オーダーしたお客さんがコーヒーミルで豆を挽くお楽しみつき♪
ココアを頼めば、キュートなラテアートににっこりし、
やちむんの器の温かさも、気持ちをゆるりとさせてくれます。
他にも県産を中心に、旬の野菜をたっぷりのせた塩ラーメン、島野菜そばも人気。
宮古島の雪塩入りスープに、伊江島の全粒粉を練り込んだ自家製麵。
沖縄の味をのせた逸品です。
美しい自然に魅了され、いつか沖縄で暮らしたい。
その夢をやんばるの地でかなえたオーナー夫妻。
ここはふたりの手から生まれる楽しいこと、おいしいものがぎゅっと詰まったカフェ。
今日も列車を走らせながら、笑顔でお客さんを迎えています。
cafe gyutto
住所/沖縄県本部町伊豆味1667‐1
時間/11時~17時
電話/090‐1456‐8343
定休日/不定休
沖縄CLIPフォトライター 小野暁子
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