沖縄観光情報:沖縄を描く絵本作家Sava

沖縄を描く絵本作家Sava

post : 2015.03.31 12:00

ポントンプンのほしあつめんものがたり うるま市の島々編

 

色鮮やかで力強く、そしてどこか優しさを感じる絵本。うるま市の島々に残る民話に、ファンタジーな要素を加え、子供たちにも伝わりやすいようにと描かれています。

 

この絵本を作っているのが、沖縄県在住の絵本作家Sava(さば)さんです。


 

千葉県出身のSavaさんは、大学進学をきっかけに沖縄へ移住したのだそう。大学で美術を勉強したのを期に、絵を描くことの楽しさに目覚め、「初めて絵本を描いた時に、これ、すごく楽しい!と思ったんです」とSavaさん。沖縄での暮らしのなかで、街の人々と触れ合い、人々の暮らしのなかに眠るストーリーを絵本や絵に描いてきました。

 

紙芝居 ちゅうやユッカヌ日より ハーリーを応援する大人たち

 

この絵は、沖縄の伝統行事を紙芝居にしたもの。旧暦の5月4日に開催されていた、ユッカヌヒー。大人たちは、ハーリーを行い、応援し、子供たちには年に一度この日に玩具を買い与えたのだそう。Savaさんは、当時の事を知るおばあさんに取材をして、戦前行われていたハーリーや、琉球玩具市、ひとつの玩具を大切にして遊んでいたことを、現代の子供たちに伝わるようにと願いをこめ描いたといいます。


紙芝居 サンちゃんのハマウリ 画像提供:Sava

 

 

同じく伝統行事を描いた紙芝居の“サンちゃんのハマウリ”では、現代の子供とおばぁちゃんとのやりとりの中で、旧暦3月3日に行われるハマウリという、女性を中心に足や手を海に浸けて身と心を清め祈願し、潮干狩りなども行う伝統行事についてを教えてくれます。


星ふる家

 

作品の題材をどのように選んでいるのかSavaさんが教えてくれました。

 

「沖縄を題材にしたものと、してないもの全てに共通しているのが、“当たり前のようにいちばん身近にあるもので、だけど、消えてしまいそうなもの。そこにある愛着”という感覚でしょうか。例えば、おばあちゃんがお味噌を作っていたとして、私が表現したいのは、[食べてくれる人のことを思いながら作っている]おばあちゃんの[愛]なんです。

 

題材にしているものはいわば当たり前のことなので、だからこそそのままにしておくと風化してしまったり、無くなってしまいそうな気がするんです。それを、あたかもフィクションっぽく、そしてファンタジーな遠い国のお話のように描いています。なぜ、そんなことを? と思うでしょ。私が感じているそんな素敵な物やひと、地域をたくさんの人に知って欲しくて、私なりの視点で絵本にして届けているんです」


えおん

 

絵本に音を付けた、“えおん”(絵と音)もsavaさんの表現のひとつ。音楽に合わせて、絵本を読むことで、立体感がうまれ、絵本の世界が広がります。作曲から演奏、録音までをひとりで行ったというSavaさん。その多才さには驚くばかり。実は高校生のころにギター部で音楽を学んだのだそうです。

 

沖縄市にあるこどもの国のワンダーミュージアムのBGMもSavaさんが手がけているので、遊びに行った際には、ぜひチェックしてみてくださいね♪


ポントンプンのほしあつめのものがたりコザ十字路壁画 画像提供:Sava

 

Savaさんの作品の「ポントンプンのほしあつめのものがたり」は、私のおすすめ。“ポンポト ポンポンポン”の愉快なリズムで始まるお話は、2人の妖精が沖縄に潜むきらりと輝く星(魅力)を、見つけ集めていく物語です。

 

また、ウェルカムボードやイラストデザインなどのセミオーダーもしているSavaさん。沖縄らしさを詰め込んだデザインのウェルカムボードをオーダーすれば、結婚式や、パーティーなどで注目を浴びそうですね。


おきなわんモビール 青い猫の生活

 

絵本の可能性を感じ、絵本の概念に囚われないのが、Savaさんのスタイルです。沖縄を題材にしたものから、そうでないものまで、Savaさんが生み出した作品には、“愛”が感じられました。絵を見るだけで、心がほっとして、ことばを読めば絵本の世界に入り込んでしまいますよ。

 

絵本作家Sava

HP/http://chocogorilla.jp

 

取扱店舗

ホテルゆがふいん おきなわ

住所/沖縄県名護市宮里453-1 

電話/0980-53-0031 

HP/http://www.yugaf.com

 

 

沖縄CLIPフォトライター 松村あかり

 

 

 

 

まだまだ知られていないあなただけが知る沖縄の魅力を是非教えてください。沖縄の旅行情報のご投稿はこちらから。

Information