お土産購入&本格石焼ピッツァを味わえる『やちむん&カフェ 群青(ぐんじょう)』
お土産購入&本格石焼ピッツァを味わえる『やちむん&カフェ 群青(ぐんじょう)』
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初回投稿日:2017.11.24
最終更新日:2024.08.19
最終更新日:2024.08.19
沖縄を代表する焼物(やちむん)、壺屋焼(つぼややき)の伝統工芸士・相馬 正和(そうま まさかず)氏は、読谷村座喜味(よみたんそんざきみ)『陶眞窯(とうしんがま)』窯主です。
「持ちやすい」「飲みやすい」「使いやすい」を信条としつつ、330年の歴史を誇る壺屋焼ならではの、多彩な技巧を駆使した作品で全国のファンを魅了しています。
その工房のすぐ隣に佇む『やちむん&カフェ 群青(ぐんじょう)』では、陶眞窯(正和氏の長男、同じく陶芸家の大作氏の作品等も含む)の各種やちむんを販売しつつ、その器で本格イタリアンを提供しています。オーナーシェフは、幼い頃から料理が好きだったという次男の正尚(まさなお)氏。
「いつか父の器を使って、自分が料理を作るお店を出したかった」と言う夢を叶えるべく、工房の隣に建屋を建築。2016年5月に、満を持してオープン。以降、やちむんのお買い物+おいしいランチをいただける、ちょっとオシャレな空間として、口コミで人気が広がっています。
店内は、打ちっぱなしコンクリート壁と、スッキリとした木材の床。モダンの中にも温かみが同居する洗練された空間です。各所に大きな窓が設けられ、自然光がたっぷり入る開放的な雰囲気が、そこはかとなく居心地良し…。
BGMはジャズ。陶眞窯&音響アシトミによる特製「壺スピーカー」から、流れるムーディな調べの中、やちむん達と向き合えます。
お食事スペースは奥の窓際と、見晴らしの良い2階席もスタンバイ。ちなみに、屋上にはなんとライブステージが設けられ、時折ジャズや沖縄民謡のライブなども開催されています。
入口入ってすぐの展示スペースには、陶眞窯の大小様々な新旧作品がずらり! 日用雑器皿、酒器、茶器、琉球南蛮、シーサー等。赤絵や染付け、魚紋、イッチンなど、伝統を受け継ぎながらも決して新しさを失わない、陶眞窯独特の意匠が、目を引きます。
お気に入りの一品を見つけたら、お次はお待ちかねのランチ♪ ピッツァを始めとした軽めの洋食ラインナップの中で、看板メニューは、某有名ホテルで腕を磨いて来た正尚さん自慢の本格ナポリピッツァ。
厳選した小麦を3〜4日間、ゆっくり時間をかけて発酵&熟成を繰り返します。そして、存在感抜群! オリジナルの「シーサー石窯」にて約400度、60〜90秒で焼き上げることで、外はサクサク&中はもちもちのスペシャル食感が完成しました。
「マルゲリータ」、「ゴルゴンゾーラ・蜂蜜(クワトロフォルマッジ)」など、ピッツァは常時8種類以上をラインナップ。
正尚氏もオススメする一番人気は、写真の「窯焼き島野菜(オルトナーラ)」(1,242円 以下全て税込)。
直径およそ23cmの生地に、新鮮な季節の島野菜5種が、赤・緑・黄色と、見た目も楽しく鮮やかに広がります。香ばしく焼きあがったたふっくら生地と、トロトロに溶けたモッツァレラチーズの濃厚な香りが混ざり合い、食欲を刺激することこの上なし!
熱々のうちにいただくと、口の中に広がる完成された味わい。それぞれの素材がしっかり活きるシンプルな風合いは、ピッツァの王道を感じさせてくれます。
その他、「ニンジンポタージュスープ」(324円)といったサイドメニューや、「完熟バナナ黒糖スムージー」(432円)など(共に写真)等のドリンクに、アルコール。「ティラミス」(270円)などのデザートも豊富です。どんな器でサーブされるか、それを想像するだけで楽しみが広がります。
ちなみに、ピッツァを焼き上げる“名物石窯”は、外側のシーサーはもちろん陶眞窯製。中の石窯は正尚氏のハンドメイド。これ以上無いほどに見事な親子コラボ!というわけです。
ところで、陶眞窯では見学や、陶芸体験もOK。お食事の後にぜひ覗いてみましょう。お土産購入に普段使いの器探し。そして、こだわりぬいた本格石窯ピッツァランチにカフェタイム。
更に、工房の見学に陶芸の体験まで…コンテンツ満載の群青。他のやちむんショップやカフェとは、一味違った、オンリーワンのやちむん時間を過ごせること請合です。
※2017年11月現在の金額です。
やちむん&カフェ 群青(ぐんじょう)
- 住所 /
- 沖縄県読谷村座喜味2898-21
- 電話 /
- 098-927-9167
- サイト /
- https://tousingama.com/gunjyocafe/
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