本日4月3日はシーサーの日。

本日4月3日はシーサーの日。

Reading Material

歴史文化

初回投稿日:2015.04.03
 最終更新日:2024.04.11

最終更新日:2024.04.11

本日4月3日はシーサーの日。 クリップする

琉球歴文化体験モニタープログラム

沖縄と言えばシーサー!! と言っても過言でえはないほど沖縄ではおなじみのシーサー。今日は4月3日、「シーサーの日」ということで沖縄、地元に寄り添うシーサーのお話をしたいと思います。


シーサー

 

シーサーの原型は、琉球時代に交流の深かった中国から渡って来た魔よけの獅子だと言われています。当初は、城門・寺社・王陵・集落の入り口などに置かれ、19世紀末、民家にも赤瓦の使用が許されると、屋根に獅子を据えて魔よけをする風習が沖縄で一般に広まっていったのが始まりだそう。


屋根上のシーサー

 

今では、沖縄のシンボルとも言えるシーサー。何気なく街を歩いていても屋根の上や門柱にシーサーを目にすることが多いかと思います。うちなんちゅーにとっては日常の景色に溶け込んだものなのです。


道沿いのシーサー

ちょっとジャイアンに似ている、愛嬌ある石シーサー(笑)

 

私の住む地域には、今も集落の入り口にシーサーが置かれています。


シーサー

 

沖縄南部、那覇市の若狭(わかさ)にある神社。波上宮(なみのうえぐう)では拝殿の両脇の迫力あるシーサーが出迎えてくれます。真っ赤な宮とシーサーという本土では見かけないめずらしい光景。沖縄の歴史を垣間見ることがでるので、観光で訪れるのもオススメです。

 

そして、シーサーは、阿吽(あうん)の一対になっているといわれています。左側の口が開いている阿(あ)がオス、右側の口が閉まっている吽(うん)がメスです。シーサーは職人さんによって顔の表情が違ったり、素材が違ったりするので、ぜひお気に入りのシーサーを探してみてくださいね。

 

私は工房アマムさんの漆喰(しっくい)と貝殻を使った、ちょっとブサかわなシーサーがたまらなく好きです。


漆喰(しっくい)シーサー

人気過ぎて注文は2年半待ちだとか。ぜひ会いに行ってくださいね~。

 

空を見上げれば、ユーモラス溢れるシーサーに出会えることも。


シーサー

 

今日、4月3日シーサーの日と言うことで沖縄県内ではシーサーイベントが多数あったようです。やちむん(沖縄の焼き物)で有名な壺屋のやちむん通りで、シーサー尽くしのイベントがあるとのことで行ってきました。


シーサー

ひゃー大きい!ここは観光スナップにおすすめ。

 

壺屋には壺屋焼きで作られた高さ3.62mの巨大シーサー、「壺屋うふシーサー」を見ることができます。あまりに大きいのですぐに見つけることができると思います!


シーサーづくりの実演

 

1番のお目当てはシーサーづくりの実演。伝統工芸士、小橋川昇(こばしがわのぼる)さんが45年間作り続けている匠の技を披露してくれました。沖縄に生まれ育った私ですが、シーサー作りをはじめて見ました。本当に感動です。

 

イベントは今日を含め3日間開催されるそうで、シーサー作り体験や、各店舗一押しシーサー展などシーサーを身近に感じるチャンスですよ。通り会のみなさんの初めて作ったシーサー達もお披露目販売しています。

 

自分好みのシーサーを求めて、週末のお出かけに立ち寄ってみてはいかがですか?

 

沖縄CLIP編集部

同じカテゴリーの記事

琉球歴文化体験モニタープログラム