志陶房(こころざしとうぼう)沖縄の爽やかな夏を感じさせる器。食卓に沖縄の風を。

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初回投稿日:2022.06.20
 最終更新日:2024.04.22

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白に鮮やかな青の掛け流しが爽やかな、志陶房(こころざしとうぼう)の夏至南風(カーチベー)シリーズの器。

夏至南風とは6月末から7月にかけて吹く南南西の季節風のこと。

沖縄に夏が来たことを告げる風 。

白地にマンガン模様の土台が雲を従えた空、青のかけ流しが風となって大空を吹き渡り、沖縄の夏を感じさせる壮大で爽やかな志陶房代表作の夏至南風(カーチベー)の器。

夏至南風(カーチベー)は、元THE BOOMの宮沢和史氏が名付けてくれたんだそう。

食卓に爽やかな色を添えてくれます。

志陶房の長浜太志(ながはまふとし)さん

志陶房の長浜太志(ながはまふとし)さん。

沖縄県読谷村(よみたんそん)出身、読谷育ち、読谷に陶房を構える、地元愛が半端ない、沖縄のにーにーです(笑)

沖縄で人気のある窯のひとつ読谷山焼、玉元輝政氏に師事した太志さんは、やちむんの手法、沖縄の素材や伝統を大切にしつつ、一方で現代にも受け入れられる使い勝手の良さ、新しいスタイルを取り入れています。

志陶房の長浜太志(ながはまふとし)さん

野球選手のような長身の体系からはイメージがつかないような、繊細な手つきと、長年の経験で培った形の揃った器たち。

凛とした上品な佇まいの器に、きっと一目で心奪われることでしょう。

器を製作中

「やちむんは日常の器。使いやすさ、そして使っているうちに親しみが湧くものを作りたい」と太志さん。

夏至南風(カーチベー)シリーズの器にゴーヤチャンプルー

試行錯誤したという器作りの工程、釉薬の調合、焼き上がりなど、器作りそのすべての事に細かい気配りが感じられます。

器の着色材に使用するやちむん伝統色釉の黒色マンガン黒釉は、地元、読谷の畑からマンガンを拾い集めて作っているんだそう。

「読谷の魂が入っている!」と拾ったマンガンを誇らしげに見せてくれました(笑)

夏至南風(カーチベー)シリーズの器とヴィンテージシリーズの器

窯
わざわざ窯に火をつけてくれた太志さん(笑)

特に!使ってみればよくわかります。太志さんの器は、使いやすいんです。

やちむんの器は厚みのあるものが多い中、適度な薄さで形が整っているためか、パっと普段使いに適しているように思います。

サイズ感もよくシンプルなデザインで料理が良く映える!

手に取った時の質感や口当たりも良いので、何年も飽きずに使えるのではないでしょうか。

ヴィンテージシリーズの器

こちらは、シンプルな白の中にも表情を感じる志陶房のヴィンテージシリーズ。

シンプルだからこそ料理そのものの良さを引き出し、そして盛りつけを楽しめることも魅力。

料理そのもののイロドリも楽しめる、私も愛用しているシリーズです。

器作りの過程を楽しんでいる太志さん

「実験!実験!」と太志さん。

話を聞いていると、器作りの過程を楽しんでいることが伝わります。

常に新しいことに取り組む挑戦者であり続けること、かっこいい。

志高し!!

読谷訛の語り口から語られる、やちむんへの想いや器からは読谷のゆるやかな空気までもが伝わってきます。

ぜひ、使い手を想った志陶房の器の中からお気に入りを見つけてください。

きっと最高の旅土産になるはずです。

夏至南風(カーチベー)シリーズの器

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沖縄CLIP編集部

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