一度履いたら病みつきに? 沖縄生まれの靴下「カラビサソックス」
一度履いたら病みつきに? 沖縄生まれの靴下「カラビサソックス」
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初回投稿日:2016.08.18
最終更新日:2024.04.02
最終更新日:2024.04.02
沖縄県中部、北谷町(ちゃたんちょう)にあるAKARAギャラリーは沖縄を代表する芸術家「名嘉睦稔(なかぼくねん)」氏によって建てられた美術館。
その独創的なフォルムの外観は北谷のランドマークの一つといえます。ギャラリーには名嘉睦稔氏による木版画やリトグラフが展示され、アートグッズを販売するミュージアムショップとアパレルブランド「HabuBox」が併設されています。
HabuBoxは「オリオンビール」「三線」「シーサー」「ゴーヤー」など、沖縄らしいモチーフをユニークにデザインするTシャツから、デザイン性の優れたかりゆしウェアまで、沖縄ファッション界を牽引しているブランドです。
その独創的なフォルムの外観は北谷のランドマークの一つといえます。ギャラリーには名嘉睦稔氏による木版画やリトグラフが展示され、アートグッズを販売するミュージアムショップとアパレルブランド「HabuBox」が併設されています。
HabuBoxは「オリオンビール」「三線」「シーサー」「ゴーヤー」など、沖縄らしいモチーフをユニークにデザインするTシャツから、デザイン性の優れたかりゆしウェアまで、沖縄ファッション界を牽引しているブランドです。
今回は、HabuBoxが生み出した、新しい履き心地を提案する靴下「カラビサソックス」ついてのお話です。
5本指の靴下が登場して久しいですが、指先がむき出しの5本指靴下を友人が履いている姿を沖縄で目にしたときの衝撃は忘れられません。
そう、「カラビサソックス」とは5本指靴下の指先の部分を大胆にカットした、新しい形態の靴下なんです!
そう、「カラビサソックス」とは5本指靴下の指先の部分を大胆にカットした、新しい形態の靴下なんです!
「何故このような靴下が生まれたのか?」
どうやら、この方に起因しているようです・・・
HabuBoxのアートディレクターの名嘉太一(なかたいち)さんは、長い間「人一倍足裏の汗をかく」というコンプレックスに悩まされていました。
真夏の厳しい暑さのなかで履くサンダルにさえ、靴下がないと不快で仕方がない・・・でも、真夏のサンダル履きに靴下という「センスのなさ」を許すことも出来ず。。。
真夏の厳しい暑さのなかで履くサンダルにさえ、靴下がないと不快で仕方がない・・・でも、真夏のサンダル履きに靴下という「センスのなさ」を許すことも出来ず。。。
「夏場のサンダル履きにも靴下が(ボクには)必要!」「でもサンダルに靴下履きのスタイルをダサく見られたくない!!」、
この相反する二つの要素を解決するため、密かに購入した5本指靴下の指先を切り落とし、サンダルを履いていても裸足に見えるようにしていました。
「もしかして、こっちの方がダサいのか??」という不安を抱きながらも敢えて個性的な手段を選ぶあたりが、HabuBoxのアートディレクターである所以なのでしょう。
そこから「ひょっとしたら自分と同じ悩みを持つ人がいるのではないか?」と思いはじめました。
今、自分一人が勝手に切って履いてるこの靴下も、キチンと商品化できたら誰かが救われるのかもしれない。そんな思いから「カラビサソックス」は誕生しました。
この相反する二つの要素を解決するため、密かに購入した5本指靴下の指先を切り落とし、サンダルを履いていても裸足に見えるようにしていました。
「もしかして、こっちの方がダサいのか??」という不安を抱きながらも敢えて個性的な手段を選ぶあたりが、HabuBoxのアートディレクターである所以なのでしょう。
そこから「ひょっとしたら自分と同じ悩みを持つ人がいるのではないか?」と思いはじめました。
今、自分一人が勝手に切って履いてるこの靴下も、キチンと商品化できたら誰かが救われるのかもしれない。そんな思いから「カラビサソックス」は誕生しました。
©habubox
「カラビサ」とは、沖縄の言葉で裸足のこと。
”足汗コンプレッス”から生まれた新たな形態の靴下は、サンダル文化の根強い沖縄だからこそ、多方面へ広がる可能性をもつプロダクトと言えます。
年中サンダルで過ごせる気候の沖縄で、冬場の「ちょっと涼しいかも」という時にもピッタリのアイテム。
とくに、オシャレなサンダルの代名詞といえる「ビルケンシュトック」と試してみてください。
普通の人でも夏場のビルケンは「足汗のかきやすいサンダル」になりがち。でもカラビサソックスとの相性は抜群。
ビルケンのソールがサラサラのまま、ひと夏を過ごせるんです!
”足汗コンプレッス”から生まれた新たな形態の靴下は、サンダル文化の根強い沖縄だからこそ、多方面へ広がる可能性をもつプロダクトと言えます。
年中サンダルで過ごせる気候の沖縄で、冬場の「ちょっと涼しいかも」という時にもピッタリのアイテム。
とくに、オシャレなサンダルの代名詞といえる「ビルケンシュトック」と試してみてください。
普通の人でも夏場のビルケンは「足汗のかきやすいサンダル」になりがち。でもカラビサソックスとの相性は抜群。
ビルケンのソールがサラサラのまま、ひと夏を過ごせるんです!
赤と黒と白のボーダーで、天然記念物ヤンバルクイナのイメージを演出 ※2016年現在店頭販売にて終了予定。残りわずか!
靴下の配色とパッケージに「沖縄らしさ」を感じさせるモチーフをふんだんに取り入れているところは、HabuBoxならではのセンス。
赤瓦をイメージしたグラデーション
踵の滑り止めにデザインされている「スクガラス」。見えない部分にまで沖縄ディテールが施されている
「島バナナ」「もずく」「ゴーヤー」「島とうがらし」「スクガラス」「ヤンバルクイナ」「ガジュマル」。
沖縄のアイコンたちが新しいファッションの舞台へ。名嘉さんの風土に対する思いが伝わってきます。
沖縄のアイコンたちが新しいファッションの舞台へ。名嘉さんの風土に対する思いが伝わってきます。
そんな、沖縄のモチーフを使った沖縄発のデザイン靴下「カラビサソックス」は2014年にグッドデザイン賞を受賞。
沖縄のアパレルとしては初の快挙。
沖縄のアパレルとしては初の快挙。
男性のコンプレックスから生まれた靴下でしたが、冷え性に悩む女性が重ね履きとして使ったり、指先が出ることで滑りづらくなるため妊婦さんにも愛用されるなど、思いも寄らない方向に波及しています。
実際、この原稿を書きながら私も履いているのですが、なんでしょう、この心地よさ。一本一本の指の間の程よい締め付け感と指先の涼しげな開放感、一日中、冷房の中で生活している足首をそっと包む温かさ。
夏に靴下を履く習慣がなかった私も、この夏、病みつきになってしまうこの靴下。お土産にも喜ばれますし、贈りものや自分用に是非試してみて下さいね。
Habubox(AKARA店)
- 住所 /
- 沖縄県北谷町美浜9-20
- TEL /
- 098-936-8239
- 営業時間 /
- 10:00~19:00
- HP /
- https://www.habubox.com/
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