使うほどにしっくり馴染んで味が出る焼き物は沖縄土産にもぴったり。 那覇市壺屋 やちむん通りの老舗『ありよし』へ!

使うほどにしっくり馴染んで味が出る焼き物は沖縄土産にもぴったり。 那覇市壺屋 やちむん通りの老舗『ありよし』へ!

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初回投稿日:2016.01.14
 最終更新日:2024.08.23

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使うほどにしっくり馴染んで味が出る焼き物は沖縄土産にもぴったり。 那覇市壺屋 やちむん通りの老舗『ありよし』へ! クリップする

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那覇市壺屋(つぼや)の案内板
 
昔ながらの風情を残した観光スポットのひとつ、那覇市壺屋(つぼや)は、2015年に開村333周年を迎えました。

琉球石灰岩の石畳が続く「壺屋やちむん通り」
 
琉球石灰岩の石畳が続く「壺屋やちむん通り」には、やちむん(沖縄の言葉で焼き物)を扱うお店や陶芸工房が数多く立ち並び、独特の空気感に包まれています。那覇市の中心街とは思えないほど落ち着きがあり、ゆったりとひとり歩きをしたい方にもお薦めの場所です。

伝統工芸品の店『ありよし』
 
40店舗ほどが並ぶこの通りにお店を構えて25年の伝統工芸品の店『ありよし』は、やちむん通りで最も多くの作家さんの作品を扱っています。オーナー 真壁 トミ子(まかべ とみこ)さん(73歳)と美智代(みちよ)さん親子が交代でお店を切り盛りしています。
「重量感があるから安定していて丈夫なんです。 やちむんはひとつひとつ手作りされているので、同じように見えても微妙に異なった表情を見せるんですよ。 実際に手に取ってみて、しっくりくるものを選んでください」と美智代さんが器選びのアドバイスをしてくれました。

やちむん
 
こちらで扱っている作家さんは40人以上!全てを紹介することは難しいので、ありよしで出合った私のお気に入り作品を3つ紹介させてください。

関谷 秀男(せきや ひでお)さんの大鉢
 
まずはこちら。 豊かな自然に囲まれた与那原町(よなばるちょう)に窯を構える関谷 秀男(せきや ひでお)さんの大鉢です。野花や野草をリズミカルに描いた大鉢。「何を盛りつけよう?筑前煮かな?豚の角煮も合いそう」などと考える時間も楽しいものです。

陶芸家 壹岐 幸二(いき こうじ)さんのご飯茶碗
 
次は、生まれは京都で現在は読谷村(よみたんそん)に工房を構える陶芸家 壹岐 幸二(いき こうじ)さんのご飯茶碗です。白地の器に紺青色で絵付けされた作品は、伝統と現代感のバランスがうまくとれているように感じました。どこか温もりがあるお茶碗は、使っていて心がホッと和むこと間違いありません。

高江洲 康次(たかえす こうじ)さんのカラカラと酒器
 
最後にご紹介するのは、壺屋焼職人の家に生まれた高江洲 康次(たかえす こうじ)さんのカラカラと酒器です。線彫り掻き落としで描かれる唐草模様はどことなくオリエンタルでエキゾチックな雰囲気が漂っていると思いませんか?実はこちら、一目惚れをして取材の下見に訪れた際に購入してしまいました。カラカラは泡盛だけでなく日本酒を入れても良さそうですね。
 
マグカップ、コーヒーカップ&ソーサーなど
 
その他にも魅力的な器やマグカップ、コーヒーカップ&ソーサー、グラスなど、沖縄が感じられる作品が店内に所狭しと並んでいます。
 
「陶芸も光(もひかり)」の赤土を使った器
 
やちむん通りで取り扱いが少ないという「陶芸も光(もひかり)」の赤土を使った器は、クリップやボタン、アクセサリー、USBメモリーなど小さな物を入れるのにもぴったり。無邪気な表情をしたシーサーが心をほぐしてくれるようですね。
 
一輪挿しは仲村 実(なかむら みのる)さん作
 
コロンと丸い形をした一輪挿しは仲村 実(なかむら みのる)さん作。月桃やクロトンなど沖縄の植物をモチーフにした絵柄が描かれており、口の部分は沖縄本島の形にくり抜かれています。こちらは海外の観光客から最も人気なのだとか。
 
オーナー トミ子さんの直感や感性でセレクトしたもの
 
お店に置かれている作品は、オーナー トミ子さんの直感や感性でセレクトしたものばかり。 沖縄旅行から帰った後もずっと使え、使えば使うほどしっくり馴染んで味が出るやちむんを、次回の沖縄土産にしてみてはいかがでしょうか?
 

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伝統工芸品の店 ありよし

住所 /
沖縄県那覇市壺屋1-8-4
電話 /
098-866-9661
定休日 /
不定休

舘 幸子(たち さちこ)

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