紅型の文様が美しい、陶芸作家ヨコイマサシのつくる紅型陶器
紅型の文様が美しい、陶芸作家ヨコイマサシのつくる紅型陶器
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初回投稿日:2014.05.28
最終更新日:2024.05.23
最終更新日:2024.05.23
沖縄県南城市の道沿いにふと現れる、異世界に通じそうな不思議なドア。
「住宅街の真ん中なので、ドアを挟んで、日常との間にワンクッションおいて欲しくて」
ドアを開けると緑が美しい広い敷地の中に、工房と沖縄作家の手作り雑貨のお店「cococo」がある。
今回ご紹介する紅型陶器は、この「cococo」オーナーである
陶芸作家のヨコイマサシさんが編み出した
沖縄の伝統工芸である紅型染めと、陶器の技法が組み合わさった
新しいかたちの陶器だ。
工業的に柄を陶器にプリントするのではなく、
紅型作家とコラボレーションした紅型の型やオリジナルの型を使いながら、
一枚一枚丁寧に手作業で仕上げていく。
あえて一目で紅型と分かるように、伝統的な柄を主に用いている。
焼きあがった陶器は、その絶妙な色味と質感が美しく
モダンな雰囲気がありながらも沖縄の伝統を感じさせる、厚みのあるものだ。
表札の他にも額装を施したインテリアや、箸置き、カトラリーレストなどに形を変える。
その他注文が入ればお皿などの作品をつくることも。
陶芸作家であるヨコイさんは東京の美術大学を卒業し、デザイン会社に就職。
カーナビやタッチパネル等のデザインの仕事をしていたが、自分自身が関わったデザインに対して
お客さんの反応が直接見れないことに違和感を覚え、自分にあった仕事を模索していた。
その後沖縄に移住した2004年に陶芸に出会い、壺屋の伝統工芸の壺屋焼き窯元で修行。
その頃には紅型と陶器を組み合わせた技法の構想があったという。
陶芸作家として活動しつつ、紅型陶器の試行錯誤を繰り返していたが
2008年に独立し、お店をオープンしたのをきっかけに紅型陶器の作品の販売を開始した。
もともとお客さんと直に接するために開いたお店なだけに
表札に入れる文字のレイアウトなどの詳細なヒヤリングも、丁寧に対応してくれる。
量産しようとはせず、
ひとつひとつの行程を大切にするのがヨコイさん流だ。
自宅やお店の顔となる表札や、家を彩るインテリアを、
沖縄を感じるモダンで洗練された陶器で彩ってみてはどうだろう。
アトリエ+ショップCOCOCO
- 住所 /
- 沖縄県南城市玉城當山124
- 電話 /
- 090-8298-4901
- HP /
- http://www.cococo-shop.com
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