沖縄の伝統工芸品をモダンに。「FABRIC SHOP MINAMI」
沖縄の伝統工芸品をモダンに。「FABRIC SHOP MINAMI」
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初回投稿日:2023.07.08
最終更新日:2023.12.08
最終更新日:2023.12.08
特別なワインを運ぶためのワインバッグ
「伝統工芸品は敷居が高い」。
そんなイメージを払拭してくれるのは、カラフルで可愛らしい花柄が印象的なバッグ。沖縄市知花で誕生した織物「知花花織」を使った、ワインを持ち運ぶためのバッグです。
(画像提供:イペーファクトリー株式会社)
「おいしいひとときを味わう」ために作られたワインバッグを手がけたのは、沖縄市八重島にお店を構える生地屋さん「FABRIC SHOP MINAMI(ファブリックショップ ミナミ)」です。
(画像提供:イペーファクトリー株式会社)
ワインバッグに使用する生地は、敷地内に併設された機織り工房で職人が丁寧に織りあげた知花花織。
(画像提供:イペーファクトリー株式会社)
裏地の撥水生地の間に保冷シートが入り、裏地には保冷剤を入れることのできるポケットが。本牛革を使用した持ち手が高級感を醸し出しています。
「生地が分厚くなると縫い代や角の始末が難しく、野暮ったく見えてしまったり仕上がりの綺麗さに欠けるため、いかに手織りの温もりは生かしつつ、機能と形を保ちながら見栄え良く仕上げるかが一番大変でした。何度も試作を繰り返し、2年かかってようやく納得のいくものが完成しました」と開発秘話を語るのは、オーナーの伊波 三津乃(イハ ミツノ)さんです。
手作りの魅力を伝える生地専門店
伊波さんは、義理の祖母が50年ほど前に始めた「生地の店 美奈美(ミナミ)」を引き継ぎ、2009年にFABRIC SHOP MINAMIとしてリニューアルオープン。
生地の販売だけでなく、オーダーメイドの服も受け付け、ソーイングクラスや機織りクラスも開催しています。
(画像提供:イペーファクトリー株式会社)
「伝統工芸品をもっと気軽に、日常で使っていただきたい」と、織物を現代のライフスタイルに合うようにデザインした商品開発にも力を入れています。
伝統工芸×可愛い。コンパクトなランチポーチ
そのひとつがランチポーチ。おにぎり2個(もしくはサンドイッチ2個)が入る小さなバッグです。
ランチポーチはひとまわり大きいサイズもあり、こちらは、スマートフォンと鍵、ちょっとした化粧品を持って出かけたい時にちょうど良さそう。取り外せる肩紐も付いているので、2wayで使うことができます。
「“こだわりをたくさん取り入れられる”のが手作りの良さだと思います。既製品も素敵なものはたくさんありますが、多少妥協する点もあると思うんです。素材、サイズ、ファスナーの位置…細部にまで、好きなだけこだわることができるのが、手づくりの魅力ですね」
FABRIC SHOP MINAMIでは、今後、ソーイングと織り体験が1日で楽しめ、作った作品(タペストリーやクッションカバー、サコッシュ、スヌードなど)をそのまま持ち帰ることができるプランも検討中とのこと。「観光で沖縄に来られた方たちの思い出のひとつになってくださったら嬉しいです」と伊波さん。
肩肘を張ることなく普段使いすることのできる伝統工芸品を、あなたも1つ持ってみませんか?
FABRIC SHOP MINAMI(ファブリックショップ ミナミ)
- 住所 /
- 沖縄県沖縄市八重島3-5-1
- 電話 /
- 098-937-0564
- 営業時間 /
- 月曜〜金曜 10:00〜18:00/土曜 10:00〜17:00
- 定休日 /
- 日曜・祝日
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