「イチグスクモード石垣島」が730交差点の近くに新店舗をオープン!
「イチグスクモード石垣島」が730交差点の近くに新店舗をオープン!
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初回投稿日:2021.09.07
最終更新日:2024.04.03
最終更新日:2024.04.03
沖縄県石垣島(いしがきじま)の豊かな自然や暮らしからインスピレーションを受け、斬新で個性的なデザインの衣服やアートパネルなどを製作する(株)イチグスクモードが、730交差点の近くに新店舗をオープンしました。
デザイナーの池城安武(いけしろ やすたけ)さんは、石垣市出身。琉球大学法文学部人間科学科卒業後、ロンドンへと留学。帰国後からシルクスクリーン版画制作を始め、2011年に地元石垣市にて株式会社イチグスクモードを設立しました。
(イチグスクモード写真提供)
縫製担当の小浜まどか(こはま まどか)さんも石垣市出身。杉野服飾大学服飾学部卒業後、同大学にて助手として勤務したのちに石垣島へと戻り、(株)イチグスクモードに入社。糸トーサー(縫製担当)として、シャツやワンピースなど商品のパターンメイキングから縫製までを担当しています。
(イチグスクモード写真提供)
商店街から少し離れた場所に位置する池城さんが生まれ育った家がアトリエ兼ショップでしたが、接客と制作の同時進行に限界を感じたことがきっかけで数年前から石垣島の中心地、730交差点付近に店舗用の空き物件を探していてようやく希望に見合ったものに巡りあいました。
新店舗は730交差点にちなんで、今年7月30日にオープンしました。(「730」とは、1978年7月30日、石垣島を含む沖縄県内の道路交通ルールが一斉に「左側通行」へと変わった日付けです。730交差点付近には、これを記念して「730記念碑」が建てられました。)
「子供の頃からこのエリアは賑やかで、僕にとっては石垣島のおへそみたいな場所なんです」と話す池城さんは、ショップを開くなら以前からこのエリアだと決めていたそうです。
「新たな店舗を持ちたいと思ったもう1つの理由は、大きなシルクスクリーンの作品を展示するスペースが欲しかったから」と壁にかけられた作品を見ながら話してくれました。どれも1m×1mと見応えのある大きな作品です。
石垣島をデザインする
「見て分かると思いますが、柄が好きなんです。僕は島の暮らしの中で見たものをデザインしています。例えば、この『バサナイ』(バナナ)柄、通常スーパーなどで売られているバナナの形態って大きくても一房でしょ、でも僕らが島でみるバナナの形っていくつも房が連なり沢山のバナナが重なりあったものなんです。
このシャツの柄は、オオゴマダラの羽の模様をデザインしたものです。オオゴマダラは、日本の蝶としては最大種の1つとして知られていますが、人間の目から見たらそんなに巨大ではありません。でも他の蝶の目を通してオオゴマダラを見たとしたら、このシャツの柄のように巨大に見えるのではないかと思うんです」と言ってオオゴマダラの羽の模様が大きくプリントされたシャツを見せてくれました。
池城さんの視点と想像から生み出されるデザインは、まさに石垣島そのもの。そしてイチグスクモードだからこそのオリジナルでユニークなデザインです。
新しくショップをオープンさせたことで、作品づくりにじっくりと向き合う時間と環境が確保できたと話す池城さんの今後の目標は、「新しいデザインをもっとスピーディに生み出していくこと。かつてイチグスクモードをスタートさせた時のように貪欲に作品づくりに励みたい。初心に戻り、作ることに向き合い新たなデザインを生み出していきたい」
今後の目標について話す池城さんは、ごく自然体で楽しげでした。「石垣島という場所が、僕にとって作品を作り出すのに最も適した場所なんです。緊張して構えていると良いものが作れない。石垣島にいるとリラックスできて作りたいという意欲が湧くんです」と池城さん。
服に込めた想い
石垣島の豊かな自然と文化から生み出されるイチグスクモードの服、カフヌキィンをまとえば、(八重山の言葉で「カフ・ヌ・キィン」=「幸せ・の・服」という意味です)ダイナミックでエネルギーに満ちた石垣島を肌で感じ、イチグスクモードが服に込めた想いがきっとあなたにも届くはず。
『あなたにたくさんのしあわせが訪れますように』
イチグスクモード730交差店
- 住所 /
- 沖縄県石垣市美崎町3
- 電話番号 /
- 070-8428-3358
- 営業時間 /
- 11:00〜19:00
- 定休日 /
- 年末年始
- Webサイト /
- https://ichigusuku.theshop.jp/
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