沖縄素材を詰め込んだ、使うたびに気分が上がる「savonnerie de la lune」の石鹸

今回ご紹介させていただくのは、沖縄県中部の読谷村（よみたんそん）で石鹸づくりをされている「savonnerie de la lune（サヴォヌリー・ドゥ・ラ・リュヌ）」。サヴォヌリーはフランス語で「石鹸屋」、リュヌは「月」という意味で、石鹸を熟成させるのに月の満ち欠けの周期（約30日）と同じ期間が必要なことからこのように名付けたのだそうで、こちらは敏感肌や乾燥肌の方も、頭から足先まで安心して使うことのできる石鹸を目指しています。



リュヌの石鹸は植物性油脂をベースに、植物パウダーや植物から抽出した精油、シークヮーサーや月桃、クチャ（泥）、山羊ミルク、ハーブなどの沖縄素材を使用。使い心地はもちろん、見た目や香りにもこだわります。

リュヌの石鹸は熱を加えないコールドプロセス製法で作られています。すべての工程を手作業で行い、製造から販売までの熟成期間が必要なので大量生産はできません。ですが、素材にこだわって丁寧に作られた石鹸は特別感があります。



余分な熱を加えていない石鹸からは、精油の甘くて爽やかな香りがふんわり。心身にリラックス効果をもたらしてくれます。実際に顔や体を洗ってみると、さっぱりとするのに突っ張る感じはなく、肌はサラッ、しっとり。




使用者からは「ずっと悩んできたニキビが治りました」「敏感肌の私でも、肌荒れすることなく使えました」という声も多く「一度使ってから他の石鹸は使えなくなりました」という方も。

石鹸を作るのは、茨城県出身の三橋 和子（みつはし かずこ）さんと、兵庫県出身の屋良 三絵（やら みえ）さんのおふたり。「洗い上がりがキュッキュしないボディソープが昔から苦手で」と話す三橋さんは、プロヴァンスの石鹸屋さんで働いた経験があり、帰国後さらに独学で石鹸作りを続けました。

一方、アロマテラピーアドバイザーの屋良さんは趣味で石鹸作りをしていたそうで「なかなか市販の石鹸では好みのものに出会えなかった」と話します。

三橋さんは3.11の震災がきっかけで2011年に、屋良さんは結婚を機に2008年に沖縄に移住。同じ歳の息子さんを介して仲良くなったふたりは、ある日お互い石鹸作りに興味があったことを知り、意気投合。サヴォヌリー・ドゥ・ラ・リュヌを立ち上げました。






最近、環境的・社会的に問題になっているパームオイルについては「石鹸の固さを保つ役割をするのがパームオイルです。安定したレシピで肌に良い石鹸を作り、皆さまに比較的安価で提供するために、これからもパーム油は使い続けると思います。私たちが使うのはごく微量ですが、その背景に何が起きているのかを知ることって大切だと思うんです。ですが、使う量を減らしたり『お客様が選択していただけるように』と思って、パームオイルを使わない石鹸の製作も実験中です。私たちが作っていて心が気持ち良くなるもの、目が楽しくて、香りが心地良いもの、そして自分たちも毎日使いたくなる石鹸をこれからも作っていきたいです」と三橋さん、屋良さん。




店舗は持たず、読谷村のリゾートホテル「グランディスタイル」や手仕事のお店「りゅう」、古道具&古家具の店「PEBBLE（ペブル）」などで販売する他、ワークショップを開催し、手作り石鹸の魅力を発信されています。

手洗い、洗顔、バスタイムが楽しみになるリュヌの石鹸を、あなたもぜひ使ってみませんか？


取扱店
りゅう
住所／沖縄県中頭郡読谷村古堅191
https://ameblo.jp/ryuyomitan2014/


グランディスタイル沖縄読谷ホテル&リゾート
住所／沖縄県中頭郡読谷村瀬名波571-1
https://glamdaystyle.jp


PEBBLE古道具と古家具の店
住所／沖縄県中頭郡読谷村楚辺2256-1
https://www.instagram.com/pebble_yomitan/

※こちらの情報は取材当時の内容です。最新の情報はHP、または直接お問い合わせください。