探求心と思いやりが詰まった美味しい沖縄ぜんざい【ぜんざいの富士家】(那覇市)
探求心と思いやりが詰まった美味しい沖縄ぜんざい【ぜんざいの富士家】(那覇市)
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食べる
初回投稿日:2021.01.27
最終更新日:2024.08.26
最終更新日:2024.08.26
那覇空港から車で10分ほどで着く「ぜんざいの富士家」。ここは「ぜんざいと言えば富士家」と、うちなんちゅの知人からお勧めされて以来ずっと気になってたお店です。富士家の沖縄ぜんざい(420円)の美味しさの秘密は、美味しさを求め続ける探究心とお客様への深い思いやりです。その美味しさから、老若男女問わずたくさんの方々に親しまれています。
サーフボードがディスプレイされている店内は広々としていて、外観はカラフルな絵にブランコも。そのウキウキしてしまう楽しいお店の雰囲気に、比較的新しいお店なのかな? と思ってしまうのですが、実は創業30年を迎える老舗店です。今回はその歴史の中で培ってきた美味しさの秘密を一部紹介します。
沖縄ぜんざいの主役となる小豆は工場で丁寧に選別。煮る時間も厳密に管理し、品質を維持しています。煮崩れせず、一粒一粒がとても美しく光り、綺麗な小豆です。沖縄ぜんざいは好んでよく食べているのですが、こんな綺麗な沖縄ぜんざいは初めてです。汁っけが少ないのに、小豆は水々しく、控えめな甘さで最後の一口まで美味しくいただけました。
そして、氷にもこだわりがあります。最初の一口から最後まで、ムラ無く味わうことができるように、小豆の煮汁を用いて味付けがされた氷を使用しています。テイクアウトでもそのおいしさを味わってもらえるように3種類の荒さの氷を用意し、「店舗内ですぐ食べる」「30分後に食べる」「1時間後に食べる」といった具合に氷の溶けるスピードまで管理して提供しています。
店内ではハワイで人気のステンレスボトルタンブラーを作っている「ハイドロフラスク社」とコラボしたステンレスタンブラーで提供し、ゆっくり時間をかけて味わっても、氷のシャリシャリとした食感を最後まで楽しむことができます。
店員さんおすすめの食べ方は、タンブラーの氷を3回に分けて、小豆のお皿へ移して食べること。そうすることで「ぜんざいの富士家」の味のムラ無くぜんざいを最後まで均等に味わうことができます。
そして、付け合わせには沖縄ローカルお菓子「亀せんべい」が添えられてます。ほんのり甘い口の中を塩で中和してくれて、お口直しにはぴったりです。
小豆、氷、器など沖縄ぜんざいに関わるものすべてこだわり、食べるタイミング、食後のお口直しまで考え抜かれた「ぜんざいの富士家」の沖縄ぜんざいは、美味しさへの探究心と思いやりが詰まったものでした。私も友人同様に「ぜんざいと言えば富士家」と胸を張ってお勧めしたいと思います。
ここで県外にお住まいの方に嬉しい情報です。実はオンラインストアからお求めいただくことができるのです。沖縄県外にいながらこの味を楽しめるのはとても魅力的です。県外に住む沖縄出身の方々、観光で訪れた方々など、この味を忘れることができない方々がたくさんいらっしゃるそうです。まだ食べたことがない方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?
ぜんざいの富士家
- 住所 /
- 沖縄県那覇市泊2-10-9
- 電話 /
- 098-869-4657
- 営業時間 /
- 6月~9月は11:00〜20:00
10月~5月は11:00〜19:00
- HP /
- http://www.zenzainofujiya.com/
- オンラインストア /
- https://fujiyazenzai.official.ec
- Instagram /
- https://www.instagram.com/zenzainofujiya/?hl=ja
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