もっちり、ぷるるん!「トミちゃんのジーマミ豆腐」
もっちり、ぷるるん!「トミちゃんのジーマミ豆腐」
Reading Material
食べる
初回投稿日:2015.02.17
最終更新日:2024.08.22
最終更新日:2024.08.22
引き戸を開けると「はーい、いらっしゃいませー」と元気な声。
ここは浦添美術館(うらそえびじゅつかん)のちょうど裏手にある
「トミ家工房」。ジーマミ豆腐の専門店です。
ご主人のお母さま「トミちゃん」が作っていたジーマミ豆腐があまりにも評判がよかったため、
その美味しさを伝えたいとご主人が企業したのは2004年のこと。
当時はあまり知られていなかったジーマミ豆腐を、沖縄のお土産品として定着させたい。
その想いから素材や手作りにこだわって、今や評判の味になりました。
県内ではよくスーパーで見かける「トミちゃんのジーマミ豆腐」は、
もちもちとした食感が特徴で、プレーン、ウコン、紅いも、黒糖という
沖縄の素材にこだわった4種の味わい。
美味しさの秘密のひとつは使う水で、
豆の洗浄から製造にいたるまで還元水を使い、まろやかな味に仕上げています。
そして、洗いながら傷んだ豆を除き、うっすら残った薄皮を丁寧にむくこともこだわりの作業。
機械ではできないこのひと手間こそ、店の心意気。
ご主人の「美味しいジーマミ豆腐を届けたい」という情熱を見たような気がしました。
店内にはカウンター席があり、ここで食べながら作る様子を見ることもできます。
特に「練り」の作業は見もの。
トミちゃんこだわりの、もっちりぷるるんとした食感を出すべく、
約30分もの間、火加減を見ながらつきっきりで混ぜ続けます。
「初め液体だった生地にとろみがついて、ずっと混ぜ続けると、
ふっと手ごたえが軽くなる瞬間があるんですよ。それが、もうすぐできあがりの合図」とご主人。
どこで火を止めるかは、長年の経験によるもの。
この見極めが、味と食感の決め手になると言います。
その後、器に詰められて続々と完成へ。ひと晩冷やして落ち着かせ、出荷します。
店に来たお客さんに全てを包み隠さず見せるのは、味と食感に自信があるから。
無添加・無着色。安心して食べられることも伝えたいひとつです。
「お客さんとふれあう商売がしたいと思っているんですよ。
店で美味しそうに食べる姿を見るのは何よりの喜びだし、
お客さんとの会話から新たな商品のイメージがわくこともあるんです」
味はもちろん、ご主人の気さくであたたかい人柄もあってか、
取材日も次々と常連さんやリピーターさんが来店。
初めて訪れた方には、試食のサービスもあります。
今では沖縄の特産品として人気のジーマミ豆腐。
ごはんにおやつに、おつまみに。沖縄土産にもおすすめです。
ぜひ一度、トミちゃんならではの「もちもち」&「のどごしつるん」を味わって下さいね。
手造りの店 トミ家工房
- 住所 /
- 浦添市仲間1‐2‐10
- TEL /
- 098-875-5555
- 営業時間 /
- 9時~17時
- 営業日 /
- 金、月、水
同じカテゴリーの記事
よみもの検索