圧倒的な青の美しさに息をのむ海辺の宿「あまみく」

圧倒的な青の美しさに息をのむ海辺の宿「あまみく」

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初回投稿日:2015.01.26
 最終更新日:2024.05.24

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圧倒的な青の美しさに息をのむ海辺の宿「あまみく」 クリップする

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自然のままの小さな浜がいくつも残る今帰仁村。

のんびりと風に揺れるさとうきび畑を横目に、

細い道をするりと海へ抜けると「海辺の宿 あまみく」が見えてきます。

 

ここは2部屋のみの小さなホテル。

2階が宿泊ルーム、1階はアクセサリーなどが並ぶアトリエ+カフェの「HUALI」です。


ツインルーム「珊瑚」からの眺め

 

まず、案内された部屋に入るなり息をのみました。

眼下に広がるのは美しいグラデーションの海。

太陽が雲に隠れたり、出てきたり。

浅瀬のリーフがかなり向こうまで続くこの浜辺では、

光の加減で、海の表情が刻一刻と変わります。

 

そんな様子を眺めているだけで心が洗われそうな場所。

この宿では、何もせずにぼんやり過ごすというのが、いちばんの贅沢かもしれません。


ファミリースイート「月桃」

 

部屋は1~3名向けのツインルーム「珊瑚」と、キッチンつきの広々リビング、

2~5名向けのファミリースイート「月桃」があります。

 

琉球漆喰の壁に琉球畳、床は無垢の杉材。

できるだけ沖縄の素材、自然素材で作りたいというのがオーナー夫妻のこだわりです。

 

「小さなお子さんも大歓迎。最近では2部屋とって貸し切りにし、

おじいちゃん、おばあちゃんと泊まられる方もいるんですよ」

 

目の前に悠然と広がる東シナ海は、よく晴れた日には伊是名島(いぜなじま)や

伊平屋島(いへやじま)が見え、1~4月までは、出産と育児のために移動するクジラも見えるとか。

さらに5~6月の浜辺では、運がよければ海亀の産卵に遭遇することも。

 

クジラや海亀が見えるかもしれないなんて。

興奮さめやらぬまま案内された屋上へ上ると……


 

これまた絶景ビューが広がっていました!

 

「この辺りは開発されていない沖縄の原風景ともいえる海が残っている場所なんです」

 

たしかに、どこかほっと安らぐ空気を感じるのは、人の手が入ったリゾート地ではなく、

ありのままの自然浜だからかもしれません。


 

1階のカフェスペースも海に向かって一面が窓。

宿泊せずとも、ここで景色を眺め、ティーブレイクするだけで癒やされます。


 

おすすめは、沖縄県産の「やんばる紅茶」です。

なかでもご主人が栽培する紅茶の、手摘みのファーストフラッシュ(一番茶)

「やんばる紅茶プレミアム」は、紅茶の専門家も一目置く素晴らしい紅茶だそう。

 

早速飲んでみると、一番茶特有の渋みのあとに芳しい香りがふわり。

驚いたのは冷めたころです。

口に含むと渋みがやわらぎ、ごくりと飲み込んだのちに鮮烈な香り。

凛として潔い香りは、しばらくの間、口の中を満たして余韻を残し……

これほど深い香りに包まれたのは初めて。忘れられない一杯になりました。

 

目を引くティーカップは、県内外に人気を誇る大嶺工房に作ってもらったオリジナル。

大ぶりで口が広く、このカップに紅茶をなみなみと

注いでもらうだけでゆったりとした気分になります。


 

カフェスペースの横のアトリエには、奥さまが選んだアクセサリーや雑貨類が。

写真はアクセサリー作家でもある奥さまの作品。

吹きガラスで作ったビーズや淡水真珠、天然石を使った

ネックレスやイヤリングはお土産にもおすすめです。

 

 

世界遺産の今帰仁城や美ら海水族館まで、車で約10分の好立地。

宿をはさんで2つの小さなビーチがあり、暑い時期には海水浴も楽しめます。

風の音、潮騒、白浜、圧倒的な青に魅せられる海。

ここは一度訪れたら忘れられない海辺の宿です。

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海辺の宿「あまみく」

住所 /
沖縄県今帰仁村今泊3398
TEL /
0980-56-2345
Webサイト /
https://www.huali-holiday-home.jp/

沖縄CLIP編集部

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