連載/島の恵み、島の味 その2 ゆしどうふ
連載/島の恵み、島の味 その2 ゆしどうふ
Reading Material
食べる
初回投稿日:2014.02.19
最終更新日:2024.08.30
最終更新日:2024.08.30
『ゆしどうふ』は豆乳ににがりを入れただけの、シンプルな工程で作られたおぼろ状の豆腐です。
スーパーや共同売店、八百屋などで、ぱんぱんに膨らんだビニール袋がおもむろに並んでいます。
また、沖縄では島どうふといわれる、ずっしりとした豆腐もチャンプルー(炒め物)や季節の野菜などと和えるなど、味の違いを楽しめます。
沖縄ではカツオと昆布のお出汁を活かして、お塩でいただいたり、味噌汁の具としてこの季節、食卓にあらわれます。生姜のすりおろしが身体を芯から温めてくれます。
なかなか県外の方が味わう機会のないゆしどうふですが、ぜひ、多くの方に味わっていただきたいので、家庭で簡単に作れるゆしどうふの作り方を紹介させていただきます。また、お出汁も少しアレンジしてアジアテイストで。
【ゆしどうふの作り方】
材料(2人分)
ゆしどうふ
・無調整豆乳 500ml
・にがり 5ml
だし汁
・水 3カップ
・削り節 ひとつかみ
・昆布 10cm
・いりこ(なくてもOK) ひとつかみ
・にんにく
・ナンプラー 小さじ 2.5
・パクチー(ネギや三つ葉でも可)
1.鍋に豆乳を入れ中火にかけ、木べらで底を焦がさないにかき混ぜながら、沸騰寸前まで様子を見ます。
2.沸騰しそうになったら、木べらの回転を少し勢いをつけてかき回せます。そして、沸騰寸前に、にがりを投入します。
3.火を止めてから、かき混ぜるのをやめ、しばらく放置しておくと完成です。(にがりを入れてからかき回せると分離してしまいます。)
4.まずは、小鉢にとって、そのまま味見して、お好みで塩やお醤油など試してみてくださいね。
【だし汁の作り方】
1.下準備の段階で、鍋に水を張り、昆布を入れてしばらくおく。
2.ゆしどうふを作り終えたら、鍋を火にかけ、沸騰したら火を止め、削り節やいりこをいれてしばらくおいておく。
3.出汁がらを取りのぞき、再び火を中火にかけ、にんにくのスライスをいれます。
4.沸騰して2、3分たったら、ナンプラーをいれます。
5.器に出来上がったゆし豆腐とだし汁をいれ、パクチーをのせたら完成です。
素朴な味わいのゆしどうふはそのまま頂いてもおいしいですし、気分によってアレンジ自在のアイテムです。
外に出るのも億劫な寒い日に、島の味をご家庭で作りながら、楽しいひとときを過ごすのもお薦めです。
同じカテゴリーの記事
よみもの検索