連載/沖縄へお引っ越し① 「あめいろ食堂」舘野恵子さんの場合2/4
連載/沖縄へお引っ越し① 「あめいろ食堂」舘野恵子さんの場合2/4
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歴史文化
初回投稿日:2014.01.11
最終更新日:2024.09.02
最終更新日:2024.09.02
「あめいろ食堂」そのオーナー、舘野恵子(たてのけいこ)さんは、
ほわっとした雰囲気で沖縄のゆったりとした空気にとけ込んでいそう。
そんな舘野さんは一体どういう経緯で移住することになり、
独立してお店を持つまでに至ったのでしょうか。
そのストーリーを全4回の連載でお届けします。
第2回の今回のお話は、移住してアパートを契約し、
いよいよ憧れの沖縄生活が本格的に始まったところから。
アパートに移り住んだ時はずっと住む覚悟で来たんですか?
いえ、その時もまだ永住する覚悟というのはなかったんですよ。
まだ全然足りないからもう何年か住みたいなっていう感じで。
本当に少しずつ、気持ちも移住していった感じだったのですね。
お仕事は決められてから来たんですか?
いえ、仕事もこっちに来てから探しました。
最初は貯金を切りくずしながら生活していました(笑)
ゲストハウスに住んでしばらくしてからバイトを始めたので、
暫くはそこからバイト先に通っていましたね。
本当に身ひとつで沖縄に来たんですね!凄い勇気です。
こちらでどうやってお仕事探したんですか?
カフェで働きたいなっていう気持ちがあったので、普通に求人を見たりとか、
お店に実際行ってみて募集していませんか?とか聞いてみたりしました。
それでたまたま求人の貼紙があったカフェに履歴書を持って面接に行き、そこに決まりました。
桜坂劇場の中にあったカフェで、今はもう名前が変わっちゃってるんですけど
4年弱くらいかな?ここを始めるまではずっとそこに居たんですよ。
なるほどー。ではそのカフェで働いている時に、
ちょっとずつ自分のお店を持ちたいっていう決意が固まってきた感じですか?
そうですね。
でも実は地元に凄い好きなカフェがあって、
そんなお店をやってみたいっていう夢は中学生の頃くらいから漠然とあったんです。
けれど普通に就職して夢のことをすっかり忘れていて(笑)。
ところが沖縄に最初に滞在していた3ヶ月の間の最後の方に、
その夢のことをふっと思い出したんですよ。
それでどうせ働くなら好きな土地で働きたいなっていうのもあったので
こちらでカフェのお仕事を探しました。
じゃあそれまでお仕事でお料理とかされたことはなかったんですよね?
こちらで働き始めてから色々覚えていったのですか?
はい。お母さんと一緒に夕飯をつくったり、本当に基本的な事くらいしかできなくて。
キッチンに入って飲食の仕事を本格的に始めたのは沖縄に来てからです。
基本的にはカフェなので、カフェご飯みたいなものが多かったんですけど、
複合施設だったので、経営の事や他のお仕事も勉強させてもらったり
あとはそこで自分がやりたいと思うものが明確になってきたので、
自分のお店を開きたいと思い始めました。
お店の開店資金とかはバイトしながら貯めた感じですか?
いえ、こちらのお給料はあまり多くないので、
バイトだけだったら生活でいっぱいいっぱいでした。
それはやっぱり、会社員時代の蓄えからですね。
でもご両親も移住だけでなく、
今度はいきなり沖縄でお店を持つなんて言い始めたら
びっくりしたんじゃないですか?(笑)
そうですね、その頃からもう地元に帰ってくるのは諦めたみたいです(笑)
でも祖母も和食の懐石のお店をやっていて、それを小さい頃から見ていたので
びっくりもしていたとは思うんですけど、
やっぱり同じ道を行くんだなーとかそんな部分もあったと思います。
やっぱり血は争えませんね。(笑)
母に開店前の店舗の改装を案内しているところ
移住しながらかつての夢を思い出し、
少しずつその夢に向かって歩き出した館野さん。
次回は実際にお店を開店した頃のお話を聞いてみようと思います。
あめいろ食堂
- 住所 /
- 沖縄県那覇市樋川1-3-7
- 電話 /
- 098-911-4953
※お問合せ、ご予約はお電話で承ります。
- 営業時間 /
- ランチ:12:00~15:00 (12時からお弁当も販売してます。)
夜ごはん:18:00~21:00(月・火・水のみ)
- 定休日 /
- 土・日
- Webサイト /
- https://www.instagram.com/ameirokeiko/
- ブログ /
- http://ameiro.ti-da.net
- facebook /
- https://www.facebook.com/AmeiroShokudo
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