知られざる手付かずの海岸『ウーグの浜(長浜)』in 粟国島(あぐにじま)
知られざる手付かずの海岸『ウーグの浜(長浜)』in 粟国島(あぐにじま)
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初回投稿日:2016.07.13
最終更新日:2024.07.25
最終更新日:2024.07.25
那覇市の北西約60km、東シナ海の洋上にひっそりと浮かぶ孤島「粟国島(あぐにじま)」。那覇から、飛行機で約25分、フェリーで2時間程度の、ほとんど知られていない素朴な離島です。西部の火山堆積物からなる独特な景観や、琉球石灰岩による北部の天然鍾乳洞など、見所も少なくないのですが、一番のオススメは、やはり手付かず美麗な海でしょう。
島の最東端に位置する『ウーグの浜(長浜)』は、東海岸中部域、およそ1kmに渡って伸びるロングビーチ。ご覧の通り、説明不要…な、まばゆいばかりの白砂が自慢です。
ところで、この美しい浜辺、村内でも地区により呼び方が異なるのも特徴です。西東地区では「ウーグ(の浜)」、浜地区では「長浜」と呼ばれる(更に言うと、入口には『粟国海水浴場』という看板も掲げられておりますが、現在は監視員やライフセーバーが常駐していないため、「海水浴場」指定が解除された経緯もあります)など、名称がいくつもあるのが面白いですね。
そして何と言ってもこのエメラルドグリーンに輝く水質…。素晴らしく高い透明度には、目を見張るものがあります。慶良間(けらま)諸島等、沖縄本島周辺の他離島に比べて便が良いとは決して言えない、知られざるスポットなだけに、オンシーズンでも観光客はまばら。“絶海の孤島”というスペシャルな環境だからこそ、汚れ無きありのままの美しさを、今なお保ち続けているのです。
島形に沿う緩やかなにリーフに囲まれた、遠浅の地形のため、水遊びにも適しており、夏の間は地元の子供たちも元気に泳ぎ回ります。そして、サラサラの砂地も去ることながら、実は浜の南側(向かって右手)には豊かなサンゴ礁が広がり、驚くほどに濃い魚影! そうです、シュノーケリングをしない手はありません。チョウチョウウオやスズメダイ、ベラやブダイの仲間、それにカクレクマノミなどカラフルな面々が楽しく迎えてくれますよ。
但し、先にもお伝えした通り、常駐監視員等はいませんので、海に入る場合は、自己責任が原則です。必ずライフジャケット(粟国村観光協会にて有料レンタルあり)を着用し、2人以上が鉄則です。言うまでもなく、リーフ外は大変危険ですので、絶対に出ないように。
沖縄旅行に欠かせない美ら海シーン…。セレブ感溢れる人工のリゾートビーチも素敵ですが、孤島の浜辺で静かに潮騒に包まれるのも、時には良いものですよ。
ウーグの浜(長浜)
- 住所 /
- 沖縄県粟国村浜
- 参考サイト /
- http://aguni-kankou.jp/wordpress/
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