じっとりとした梅雨を忘れる爽やかな冷製パスタ「ヘチマとツナの冷製パスタ風おそうめん」

じっとりとした梅雨を忘れる爽やかな冷製パスタ「ヘチマとツナの冷製パスタ風おそうめん」

Reading Material

食べる

初回投稿日:2016.06.22
 最終更新日:2024.03.27

最終更新日:2024.03.27

じっとりとした梅雨を忘れる爽やかな冷製パスタ「ヘチマとツナの冷製パスタ風おそうめん」 クリップする

琉球歴文化体験モニタープログラム

 
沖縄に来たばかりの頃はスーパーマーケットへ行く度に新鮮な出会いがありましたが、沖縄生活も4年目になると、びっくりすることが減ってきました。ニガナ、ハンダマ、ンシナバー、サクナ、フーチバー、モーウィ、シカクマメ… 沖縄通の方はご存知かもしれませんが、知識ゼロの状態で沖縄に移住をした当時、見たことも聞いたこともない食材を見つけては大興奮。初めて出合った食材の名前を忘れないようにメモをして、家に帰ってから食べ方を調べていました。
 
ヘチマ
 
その中のひとつが「ヘチマ」でした。ヘチマというと“ヘチマたわし”を思い浮かべる方も多いと思いますが、沖縄では一般的な家庭料理の食材として利用されています。とろっとした食感は少し茄子に似ているかもしれません。味噌と相性が良いので味噌煮や味噌炒めにして食べることが多く、カレーに入れたり、ピクルスにしても美味しいです。
 
今回はそんなヘチマを使ってお酒に合う一皿を作ってみました。
 
ヘチマとツナの冷製パスタ風おそうめんの材料
 
『ヘチマとツナの冷製パスタ風おそうめん』
 
【 材 料 】2人分
ヘチマ 1本
ツナ缶 1缶
そうめん 150g
レモン汁 大さじ2(レモンの皮もすりおろして使います)
蜂蜜 小さじ1
シーズニングソルト 小さじ2(S&Bのマジックソルト)
オリーブオイル 大さじ2
 
今まで滅多に食べることのなかった「ツナ缶」ですが、沖縄に来てからちょこちょこ食べる機会が増えました。というのも、沖縄の人たちはツナ缶が大好き! 消費量は日本一だそうで、様々な料理にツナ缶が使われます。そして「おそうめん」の消費量もトップクラス(一位は鹿児島だそう)。夏だけでなく、一年を通して食べられています。
 
ソーメンチャンプルー
 
定番は、茹でたおそうめんとツナ、玉ねぎ、ニラなどを一緒に炒めたソーメンチャンプルー。スーパーマーケットのお総菜コーナーにも並んでいます。
 
“麺つゆに付ける”以外の食べ方として、個人的にお薦めしたいのがカッペリーニの代わりにおそうめんを使った冷製パスタ! 今回は、最近お気に入りの「沖縄繁多川(はんたがわ)島豆腐そうめん」を使ってみました。
 
【 作り方 】
1. ヘチマの皮をむき、厚さ0.5cmにカット。ニンニクとオリーブオイルを熱したフライパンでソテーします。
 
 ヘチマの皮をむきニンニクとオリーブオイルでソテー
 
2. 熱いうちにレモン汁(+レモンの皮)と蜂蜜、シーズニングソルトを混ぜたマリネ液に移し、粗熱がとれたら冷蔵庫で30分ほど冷やしておきます。
 
3. おそうめんを袋の表示時間よりも30秒ほど早く茹であげ、流水でサッと洗ってから氷水に入れてキュッと引き締めます。
 
4. その後おそうめんの水気を切り、軽く水気を絞ったツナ缶と冷やしておいたヘチマを汁ごと混ぜたら出来上がり。
 
盛りつけたら黒ゴマを振りかけましょう。
 
そうめんとツナ缶とヘチマを混ぜたら出来上がり
 
オリオンビールとアサヒビールが共同で開発したシークァーサーのビアカクテルと合わせてみました。県産シークァーサーの果汁を使用したビアカクテルは爽やかな香りが良く、暑い夏にぴったり。ゴクゴク飲みたくなります。
 
ヘチマとツナの冷製パスタ風おそうめん
 
トロンとした食感のヘチマと、つるん♪モチモチとしたおそうめんを合わせた冷製パスタ風は、夏にふさわしい一皿です。レモンの香りが効いたマリネ液を加えることで、ツナ缶独特の生臭さがやわらいで美味しさアップ。さっぱりといただけます。
 
じっとりした暑さに包まれる日本の梅雨~夏の時期にいかがでしょうか?
 

舘 幸子(たち さちこ)

同じカテゴリーの記事

琉球歴文化体験モニタープログラム