石垣島でヤエヤマヒメボタルを撮ってみませんか?(桑村ヒロシの島フォトコラム[第15回目])

石垣島でヤエヤマヒメボタルを撮ってみませんか?(桑村ヒロシの島フォトコラム[第15回目])

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初回投稿日:2016.05.28
 最終更新日:2024.07.19

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ホタル
 
ふだんカメラマンをやっているのですが、梅雨の時期ってなかなか写真が撮れないと思われがちです。ところが、梅雨のシーズンならではの感動的な写真が撮れるので、ぜひみなさんにご紹介したいです! この時期、一番おすすめしたいのは、ホタル鑑賞。離島の鑑賞スポットもあわせてご紹介したいと思います!
 
ホタル
 
沖縄本島でホタル鑑賞スポットとしては、那覇市の末吉公園などがありますが、今回とくにおすすめしたいのは、離島。なかでも、石垣島や西表島(いりおもてじま)のホタル鑑賞です。
 
飛行機から石垣島
 
ホタル鑑賞がはじめての人にもおすすめしたいのは、石垣島です。石垣島の代表的なホタルといえば、ヤエヤマヒメボタルなどがいます。今シーズンは、ヤエヤマヒメボタルをばっちり撮ってきましたので、撮影のポイントなどもお伝えしたいと思います。
 
シダ
 
石垣島でヤエヤマヒメボタルを鑑賞できる人気スポットは、バンナ公園になります。新石垣空港(南ぬ島 石垣空港)から車で約20分、石垣港離島ターミナルからは車で約10分くらいの距離です。バンナ公園の西口からDゾーンに入り、D棟の駐車場に車を停めてから歩いていけるスポットで、その名も「ほたる遊歩道」がとても有名です。また事前に、南口にある公園管理事務所に公園の地図があるので、「ほたる遊歩道」を確認しておくと確実かと思います。
 
ほたる遊歩道とホタル
 
ホタルを写真にうまく撮るコツとしては、できれば、昼間のうちにロケハンしておき、大まかでも良いので、位置決めをしておくと良いと思います(推奨)。事前にどういう背景(場所)で撮りたいかというイメージをしておく必要があることと、もうひとつの理由としては、撮影本番中は懐中電灯など照明が使えないので(※照明を使うとホタルが光らなくなります)、昼間のうちに順路や足場などを確認しておくためです。また、上記の理由から、本番撮影の30分前に現場に辿り着いておくことをお薦めします。
 
ホタル
 
防虫スプレー(や防虫ファン)は使用しないでください。ホタルも虫なのでダメージを受けて弱ってしまいます(または近づいてきません)。蚊などの虫除けに効果的なのは、長袖です。首もとはガーゼタオルなどで防いでください。
必須のカメラ機材は、マニュアル設定ができるカメラ(一眼レフカメラ推奨)、レンズはできるだけ明るめ(F2.8推奨)、三脚、レリーズケーブス(またはリモコン)です。写し方はいく通りかあるので、検索で「ホタル 撮影」などのキーワードですぐ見つかりますので、参考にしてみてください。※ストロボや補助光は使用禁止(ホタルの光は写せません)。
 
ホタル
 
ホタルが出現するのは日没後、暗くなってから光り出します。光り輝くのは約30分間で割と短いので、やはり昼間にロケハンしておくことが有効です。それから、前日または当日昼間に雨が降ったあとなどがホタルと遭遇しやすいですよ。※ハブには注意してくださいね。
 
ヤエヤマヒメボタルの光は点滅が短いので、このように点滅の光跡になり、とても幻想的です。最初のうちはうまく撮れないこともあるかと思いますが、2~3日ほど通ってみるのもおすすめです。飛んでいる姿を観られるだけでも感動できますので、ぜひご覧いただけたらと思います。
 

バンナ公園西口

住所 /
沖縄県石垣市石垣 県営バンナ公園
TEL /
0980-82-6993
営業時間 /
9時00分~21時00分
Webサイト /
https://www.pref.okinawa.jp/site/doboku/doboku-yaeyama/toshikowan/bannakouen-top.html

桑村 ヒロシ(KUWA)

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