沖縄の旧盆で見られるちょっと変わった風習、あの世で使うお金「ウチカビ」
沖縄の旧盆で見られるちょっと変わった風習、あの世で使うお金「ウチカビ」
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歴史文化
初回投稿日:2013.08.16
最終更新日:2024.04.23
最終更新日:2024.04.23
沖縄ではお盆などのご先祖を供養する際に、方言で「ウチカビ」と呼ばれる「あの世で使うお金」を送る習慣があります。
沖縄のお盆は、毎年旧暦の7月13~15日に行われ、今年は8月19日からの3日間です。お盆最終日の夜に、集まった家族全員が仏壇の前で「ご先祖様があの世でお金に困らないように」という願いを込めて、ウチカビを燃やし、ご先祖様を見送ります。
実は、中国や台湾でも、これと同じように「紙銭」と呼ばれるお金を燃やす風習があるそうで、沖縄の「ウチカビ」もその影響を受けているものとされています。
ウチカビは漢字で「打ち紙」と書き、材料に藁を使います。和紙のようにすいた薄手の紙に、銅銭の型がたくさん打ち込んであります。
今はスーパーで手軽に買えるものですが、昔はお盆になると各家庭で銅板の型を使い、1つ1つ手打ちして作っていたそうですよ。
あぁ、この束が本当の札束だったら…という妄想はさて置き、ご先祖様にたくさんお金を持っていってもらおうと、ライターの私はいつも張り切ってたくさん燃やしてしまいます。あの世でも、たくさんお金がある方がいいと信じて。
先祖を大切に想う風習、いつまでも大切にしたいですね。
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