創業160年とも言われる老舗饅頭屋「山城まんじゅう」。首里散策のお供に素朴な味わいの饅頭はいかがでしょうか?
創業160年とも言われる老舗饅頭屋「山城まんじゅう」。首里散策のお供に素朴な味わいの饅頭はいかがでしょうか?
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初回投稿日:2021.01.23
最終更新日:2024.08.29
最終更新日:2024.08.29
那覇市首里(しゅり)に佇む老舗饅頭屋「山城まんじゅう」。首里の名物饅頭屋として伝統の味を守り続け、地元民のおやつとして長きに渡り愛され続けています。その歴史は深く、第二次世界大戦で資料がすべて焼失し、正確な年数は不明ですが創業160年とも言われています。
お店の中には大きな鍋窯があり、そこから「山城まんじゅう」特有の月桃(ゲットウ)の良い香りが漂ってきます。現在6代目の山城秀史(やましろひでふみ)さんは、4代目のおばぁの頃から使い続けている鍋釜を丁寧にメンテナンスしながら今でも使っています。その鍋釜に合わせて、辺野古(へのこ)の職人さんに特注で編んでもらっているヒラシャーマー(竹かご)もお気に入りの道具のひとつ。
1つ140円の「山城まんじゅう」は小麦粉と水だけを使った生地で、あずき、砂糖、水飴で作った餡子を包んだ後、平らに伸ばして月桃(ゲットウ)の葉を敷いて蒸すシンプルな調理方。香り付けする月桃(ゲットウ)の葉は畑で栽培し、週に2回、300枚から400枚ほど収穫します。
材料はすべて無添加無農薬で身体に優しく、甘さ控えめで素朴な味わいです。そのため甘いものが苦手な男性の方にも好評で、女性客より男性客が多いそう。お客様の7割が地元リピーターで、3割が首里散策のお供に持ち帰ったり、散策後に店内で休憩しながら味わう観光のお客様。「山城まんじゅう」は首里という街の歴史と共にその伝統を深め続けています。
「とにかく創業から160年変わらぬ伝統の味をそのまま守り続けたい」と山城秀史(やましろひでふみ)さんは強い意志を語ってくれました。
「無添加だからこそ日持ちはせず、お土産には不向きです。大量に作ることはせずにその日の売れ行きを見ながら1つ1つ丁寧に作っています。やはり蒸したてが1番おいしいですね」と話す山城さん。その蒸したてを食べることができる可能性が高いのは、開店時間の10時半です。
山城まんじゅう
- 住所 /
- 沖縄県那覇市首里真和志町1丁目58
- 電話番号 /
- 098-884-2343
- インスタグラム /
- https://www.instagram.com/yamagusuku_manjyu/
- 備考 /
- ※料金は2018年12月時点です。
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