やんばるの深遠な自然に溶け込むアートな癒やしのカフェ&ステイ「空の間 INDIGO」
やんばるの深遠な自然に溶け込むアートな癒やしのカフェ&ステイ「空の間 INDIGO」
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泊まる
初回投稿日:2014.06.29
最終更新日:2024.04.10
最終更新日:2024.04.10
“空、海、森、生物と人の隠れ宿”と呼ぶに相応しい、得も言われぬ空間が、
沖縄本島最北部、国頭村(くにがみそん)の奥に、人知れず存在しています。
国道58号の起点そば、奥集落の更に奥まった海辺に位置する
カフェ&ステイ「空の間 INDIGO(ソラノマ インディゴ)」は、
とっておきの隠れ家スポットです。
天然の海岸沿いに広がる約600坪の、不思議な空間。
柵も無ければ、境界線も無いその独特な佇まいは、どことなく“園(その)”と表現できそうです。
敷地内に点在する設備は基本的にすべて福岡県出身の
女性オーナー“のんちゃん”手作りというから驚きます。
歩いて1分程で一周できる円形の園は、入り口通路を右手に進むと、
オーナー在住のトレーラーハウス、カフェ&キッチン「キマグレカフェ」、
宿泊棟「コテージ」、トイレ、物置、シャワールーム、宿泊棟「ログハウス」、
そして中央には共同スペースのアトリエ&ライブラリーという構成です。
ヒカゲヘゴやサボテンなど亜熱帯特有の植物の中に、
ちょっとした看板やエクステリアなどが同居しビジターを楽しませてくれます。
また、やんばるのフレッシュな空気で育った烏骨鶏たち6羽が園内を元気に走りまわっています。
ちょっとしたベンチなどはもちろん、トイレや浴室等、設備のすべてが、
天然の素材を活かした、のんちゃん手作り。
約2年かけて完成させた、いわば作品と言えるでしょう。
宿泊棟は、定員1~2名のログハウスと、2~3名のコテージ。
随所に観られる女性ならではのセンスが居心地の良さを物語ります。
また、敷地内では、キャンプも可能です(1泊大人1名1,200円)。
夜は数多の虫達の声でまどろみ…
朝はヤンバルクイナなど鳥たちのさえずりで心地良くお目覚めです。
ネイチャーカフェとも呼べそうなキマグレカフェ。
ブランコに揺られていただく、のんちゃん手作り絶品の夕&朝食もこちらでどうぞ。
「コーヒー or ティー(気まぐれおやつ付き)」(400円)、
この日は、セロリ、ポテトとチーズを乗せて香ばしく焼いたブルスケッタに
リンゴ一切れが添えられえて登場。淹れたてコーヒーの味を引き立てます。
“森と水とやすらぎの里”国頭村ならではの森林セラピーのガイドも務めるのんちゃんを訪ねて、
那覇方面から遥か120km北上しやって来た村田瞬一郎(むらたしゅんいちろう)さん(左)も、
INDIGOに魅せられた一人です。「前回は、たまたま引き寄せられるように辿り着いて、
その瞬間に魅了されました。突然フラっと来たくなる、そういう場所です」。
園の中央に位置するアトリエ&ライブラリーは、
INDIGOというやすらぎの園を象徴するオリジナルなスペースです。
一度は捨てられながらもリペアされ生き返ったインテリア、自然の造形が生み出したオブジェ、
のんちゃん始め様々な作家によるアート作品、
そして訪れた人々に何かを問いかける素敵な絵本などが絶妙に配置され、
それぞれがそこに行き着いたのが必然かのように溶け込み、
欠かせない要素として、この空間を満たしています。
こちらを愛するが故に、INDIGOを訪れるリピーターも多いという、本当に不思議な場所です。
徒歩30秒、目の前には、沖縄本島最北端、辺戸岬まで見渡せる天然のビーチが広がります。
誰も訪れることのない、ほとんど完璧なプライベートビーチを独り占め…。
遮る人工物も、自動車やネオンの光も一切無い深い夜は、
360°目眩く星空に、悠久の時を感じさせてくれるでしょう。
牧歌的というには洗練され、パワースポットと呼ぶには和みに満ちて、
ネイチャーワールドと捉えるにはアーティスティック…。
のんちゃんの人柄&手作り料理もさることながら、言葉や写真では表現不可能な、
深淵な温もりとたおやかな懐かしさに溢れる、
北部の(本当は教えたくない)とっておき隠れ家スポット。
行った人にしか絶対に分からない独特な魅力と充足、ぜひご自身でお確かめ下さい。
空の間 INDIGO
- 住所 /
- 沖縄県国頭村奥1866
- 電話 /
- 080-1708-8851
- 定休日 /
- なし
- 駐車場 /
- あり
- Webサイト /
- https://soranoma-indigo.com/
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