那覇市久米の「福州園」は絶好のフォトジェニックスポット
那覇市久米の「福州園」は絶好のフォトジェニックスポット
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あそぶ
初回投稿日:2022.07.05
最終更新日:2024.04.25
最終更新日:2024.04.25
「那覇市内で首里城や識名園のほかにもおすすめ観光地はありますか?」と聞かれることがあります。フォトジェニックな観光スポットとしておすすめなのが、那覇市久米(なはしくめ)にある「福州園(ふくしゅうえん)」。隣接する「クニンダテラス」では琉球王国時代の歴史に触れることができます。
入園料は大人200円(中学生以下100円)。福州園の入り口をくぐるとそこは別世界。中国式庭園で総面積8,500平方メートルの広さがあります。なぜ沖縄の那覇市久米に中国式庭園かというと、現在那覇市は中国の福州市と友好都市でもあるほか、もともと那覇市久米は琉球王国時代から外交の拠点で中国大陸とも深い関わりを持っていた地域です。かつては久米村(クニンダ)と呼ばれ、久米村人(クニンダンチュ/久米村の人々)は、中国の渡来人の子孫や国内外から召集された通訳や航海術などの専門技術をもった人々が暮らすエリアでした。
福州園は、本場福州市の建材や石造物などの加工技術の指導が行われて建設された本格的な中国式庭園で、「三山(于山、烏山、屏山の3つの山)・二塔(白塔、鳥塔の2つの塔)・一流(閩江とよばれる1つの川)」といわれる福州地方の代表的な風景や建築物を取り入れた景観となっています。那覇市識名(なはししきな)にある識名園とはまた趣の違う庭園で、1992年からオープンしています。
こちらは福州閩江(ふくしゅうびんこう)を表したといわれる桃花渓(とうかけい)。「那覇の都心部にありながらこんなオアシスがあったのか」と思えるような静寂さがあり、街の喧騒を感じさせない落ち着いた時間を過ごすことができる場所となっています。
ここは凌波廊(りょうはろう)の展望台。この様に園内の様々な場所が絶好な撮影スポットともいえ、ぜひカメラを持参すると良いと思います。
なかでも、滝が流れる冶山(やざん)はおすすめスポット。頂上の冶亭(やてい)まで登れば眺めが良いほか、滝の下側の岩場がトンネル状になっているのでくぐり抜けることもできます。
さらに、福州園に隣接する「クニンダテラス」にもぜひ足を伸ばしてほしいです。クニンダテラスは2016年に完成した施設で、歴史展示室は入場無料となっています。ここで琉球王国時代の歴史をさらに詳しく“楽しく”知ることができます。
クニンダテラスの歴史展示室は、タッチパネル式の資料展示や、歴史をすごろくかるたで遊んでみたり、クイズ形式で学ぶことができたりします。
両施設の駐車場は、向かい側にある松山公園のコインパーキングに駐車すると1時間まで無料となっています。那覇空港から車で約8分ほどの距離なので、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
福州園
- 住所 /
- 沖縄県那覇市久米2-29-19
- 電話 /
- 098-943-6078
- 定休日 /
- 水曜日(水曜日が祝日の場合は翌日)
- 営業時間 /
- 9:00〜21:00
- 交通 /
- 那覇空港より車で約8分
ゆいれーる県庁前駅下車徒歩11分
住所/福州園のすぐ右隣に隣接
電話/098-943-6078
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