おいしさ期限10分！野菜と果物の魅力を追求する「Vita Smootheis」（那覇）

那覇の中心部、ゆいレール美栄橋駅近くにお店を構える「Vita Smootheis」は、季節の野菜や果物を使ったオリジナルスムージーを提供するスムージー専門店。

こじんまりとした店内にはテンポよくお客さんが訪れ、談笑しながらゆっくり過ごす観光客や、慣れた様子でさくっとテイクアウトする常連さんの姿が見られます。


"スムージー"という言葉がまだ一般的ではなかった2005年に開業した「Vita Smootheis」は、県内でいち早くスムージーを販売し、その存在を広めたパイオニア。

当時から人気の衰えないメニューのひとつが、『トロピカルサンシャイン』です。県産マンゴー、パイナップル、キウイ、オレンジジュースを組み合わせた一品で、マンゴーのとろみとキウイの果肉を楽しみながらさわやかにいただけます。



「沖縄と言えばマンゴーでしょ！」と、シンプルな発想をもとにオーナーの山里永之介さんがマンゴー農家を訪ねて仕入れ先を開拓。いつお店を訪れてもマンゴーを味わえるよう、農家さんの協力を得て年中在庫を切らさないようにしています。

南国フルーツとしてマンゴーに並ぶ人気を誇るのが、美容と健康効果が期待されるスーパーフード・ドラゴンフルーツを使ったスムージー。来店前にわざわざ問い合わせをする方もいるのだとか。

「比較的たんぱくな味わいのドラゴンフルーツには、季節に合わせてさまざまなフルーツを組み合わせます。夏であればマンゴーなどを加えてトロピカル感を出したり、冬はバナナを合わせてスムージーの冷たさを抑えほっこりした味わいにしたり。季節にあった味を追求するのと同時に、他の食材と組み合わせることで、食材が本来持っている色や味、栄養を引き立てたり補完したりするような配合を心がけています。だからゴーヤーのスムージーはちゃんと苦いんですよ。苦みがゴーヤーの良さですから。」

食材の長所を見極め、その魅力を最大限に引き出す。
野菜や果物の本来の美味しさを追求するVita Smootheisでは、作り置きは一切せず、注文を受けてからその場で調理。「おいしさ期限10分」を合言葉に、新鮮な状態でお客様へ提供します。




約20種のレギュラーメニューのほか、季節限定のメニューも絶えず発売しています。春には糸満産の美らキャロット、夏はパイナップルや桃、秋はかぼちゃやお芋、冬にはいちごやたんかんなど、旬な食材を主役に据えたスムージーは、その時期だからこそ出会える美味しさです。ぜひ店頭でおすすめを聞いてみてください。



軽食には自家製ベーグルを使ったサンドイッチを用意。プレーン、クランベリー、グラハム（全粒粉）と3種類のベーグルを前日に仕込み、開店にあわせて焼き上げます。

近所に住む90代の常連さんが「いつもの」と言って注文するのは『ベーコンポテトチーズサンド』。マッシュしたポテトにベーコン、チーズを挟んだがっつり系のサンドイッチです。ベーグルはハードとソフトのあいだの食感に仕上げるため、もったりと重くなりすぎずに食べられます。



BLTやシナモンアップルクリームチーズなど、お食事系とデザート系をあわせて6種類。スムージーとセットにすれば、ほどよい満腹感が得られますよ。



「開業当時は健康志向のお客様が大半だったこのお店も、スムージーが家庭で作られるようになってからはいろんな方が足を運んでくださるようになりました。野菜嫌いの子どもがスムージーなら口にしてくれるようになったとか、家で作るにはどうしたら良い？と質問してくださる方もいて。今では県内外を問わず、年齢も10代～90代と幅広いお客様がいらっしゃいます。これからも、もっと自由にスムージーを楽しんでいただければ嬉しいです。」



栄養補給や友達とのカフェタイムに、また家ではなかなかできない組み合わせを挑戦しに訪れてみてはいかがでしょうか？