名護市にある「369 farm cafe」の人気ナンバーワンは、とろふわマンゴーかき氷!
名護市にある「369 farm cafe」の人気ナンバーワンは、とろふわマンゴーかき氷!
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初回投稿日:2016.04.29
最終更新日:2024.03.27
最終更新日:2024.03.27
本島北部の中心地、名護市の郊外に、ポップカラ-の小さなカフェがあります。名前は「369 farm cafe(みるくふぁーむカフェ)」。
ふわふわのかき氷と、さくさく食感が自慢のプリンパイのお店です。
オーナーは、堀之内博文さんと美耶子さん夫妻。実はコーヒー農家でもあって、博文さんは普段、農園でコーヒー豆の栽培をし、休日のみお店に立つという忙しさ。それでもいつもにこやかで、このふたりに会いたくて足を運ぶ常連さんもいるんじゃないかと思うほど、優しい笑顔に癒されます。
店のおすすめは、何といってもかき氷です。13種類もあるのですが、それぞれのシロップも、添える練乳も全て手作り。ここでしか味わえないかき氷を提供しています。なかでも一番人気は……
とろふわマンゴーかき氷! 県産のマンゴーを使ったソースが、見てのとおり惜しげもなくかかっていて、上にはバニラアイスがちょこん。で、よく見て下さい。このかき氷、2種類のマンゴーソースがかかっているんです!
ひとつは、シロップ状のマンゴーソース。見た目からはわかりませんが、まず器に少し氷を削ってシロップをかけ、さらに氷を削ってシロップ、その上にも氷を削って最後にたっぷりと! なんと3段階にも分けてシロップをかけているんです。
そして最後に、マンゴーをシャーベット状にした、とろとろソースをのせて完成! プレミアム度満点のダブルマンゴーソースです。
とろとろソースをひと口すくって食べると、マンゴーの濃厚な香りが口いっぱいに広がって、氷はふんわりやわらかく、口どけがよくて。この食感こそ「とろふわ」たる理由です。
さらに、添えられた練乳(またはヨーグルト)をかけてもおいしい。食べ終わるまでにいろんな味の変化を楽しめる、南の島ならではのトロピカルなかき氷です。
色がきれいなこちらは、紅芋みるくぜんざい。県産の紅いもペーストに、練乳ベースのミルクを混ぜた濃厚なシロップをかけています。一番下にはふっくら煮上げた、つやつやの金時豆がかくれんぼ。これも人気の一品です。
ほかにも「つぶつぶタンカン」や「シークワーサーみるく」など、沖縄の特産品を使った味のほか、「ぜんざい」や「15369(いちごみるく)」といったかき氷もあります。
おいしさの秘密は、氷の削り方にもあるんです。昭和22~23年製造というレトロなかき氷器で削る氷は、やわらかくて、ふわっふわ! 夏は少し厚めに、冬は薄めに氷を削って、口当たりを変えています。
「冬のほうが氷を薄く削るので、よりふわふわ感があります。夏より氷が溶けにくいからゆっくり味わえて、寒い時期のかき氷もおすすめですよ」と堀之内さん。
食べても頭がきーんとならいなように、少し氷の温度を上げてから削るという心配りも嬉しくて。オーナー夫妻のこだわりと優しさが詰まった味なのです。
パイ生地から、中のフィリングまで手作りのプリンパイは、甘すぎず、いくらでも食べられちゃうおいしさ。生地がさくさくして、中はとろ~り。冷やしても、トースターで温めてもおいしいそう。
オープン当初から、コーヒーに合う焼き菓子として作られている、こちらも人気商品です。
こだわりのコーヒーは、厳選したスペシャリティコーヒー豆を自家焙煎したもの。これからの暑い時期は、7時間もかけて抽出するという水出しのアイスコーヒーがおすすめ。香りがよく、まろやかで優しい味わいが特徴です。
そして今年は、自家農園で育てたコーヒー豆を初収穫したそう! 今後は、博文さんが心を込めて作った沖縄県産の豆で淹れたコーヒーも登場予定です。長年の夢だったという「畑からカップまで」の実現まであと少し。こちらも楽しみです。
県産マンゴーとタンカンを使った手作りジャムは、おみやげに大人気。完熟の果実を使うから香りも風味も豊かで、わが家もこのジャムの大ファンです。
小さなたたずまいだけれど、訪れるたびにほっとして、かき氷もプリンパイもおいしく、お土産まで買えてしまう369 farm cafe。
常連さんが楽しそうに過ごしているのも、愛されているお店の証拠。全てテイクアウトできるので、さっと立ち寄って、ドライブしながらかき氷♪も楽しめますよ。
369 farm cafe(みるくファームカフェ)
- 住所 /
- 沖縄県名護市宮里1007
- TEL /
- 080‐6497‐3690
- 営業時間 /
- 12時00分~18時00分
- 定休日 /
- 水曜日、木曜日
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